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仙台うみの杜水族館に「はらこめし水槽」 シロザケの受精卵を丼に、ふ化後も展示

シロザケの受精卵を敷き詰め、サケの切り身の模造品を添えた「はらこめし」

シロザケの受精卵を敷き詰め、サケの切り身の模造品を添えた「はらこめし」

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 仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)で現在、「はらこめし」をモチーフにした「はらこめし水槽」が展示されている。「はらこめし」はサケの煮汁で味付けしたご飯にサケの切り身とイクラ(はらこ)をのせた宮城県亘理町の郷土料理。

水槽の中に置かれたはらこめし

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 同館1階「日本のうみ-東北のうみ-」ゾーン内にある「親潮ギャラリー」の一角に、11月11日に設置された同水槽。「楽しみながらシロザケについて勉強してほしい」と、志津川湾漁業協同組合の協力を得て企画した。

 水槽の中、お盆にのせた直径約25センチの丼の上に、ご飯に見立てた砂利石とサケの切り身の模造品、南三陸町の「小森ふ化場」から譲り受けたシロザケの受精卵約400個を配置。箸や箸置きも飾り、「はらこめし感」を演出する。

 同館担当者は「11月7日に人工授精を行った卵で、ふ化までに要する期間は1カ月程度。順調に成長すれば12月頭から中旬にはふ化する予定。『巣立ち』ならぬ『丼立ち』を楽しみに、ご覧いただければ」と話す。

 同ギャラリーでは現在、同水槽の展示のほか、シロザケの特徴や生態、シロザケの一生に携わる地域の人々、「よく使われるサケ用語」「南三陸町シロザケふ化場の取り組み」などをパネルや写真で紹介している。

 営業時間は9時~17時30分(最終入館は閉館30分前)。入館料は大人2,100円ほか。展示期間は未定で、ふ化後もしばらくは展示する予定。

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