仙台の学生服専門リユースショップ「さくらや」、衣替え前に冬服需要高まる

学生服専門リユースショップ「さくらや」仙台店を開いた片浦一枝さん

学生服専門リユースショップ「さくらや」仙台店を開いた片浦一枝さん

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 学生服専門リユースショップ「さくらや」仙台店(仙台市太白区中田町字千刈田、TEL 022-242-1551)で現在、衣替えを前に冬服の需要が増えている。

県内の幼稚園・小中学校・高校の制服が並ぶ店内

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 「さくらや」はサンクラッド(香川県高松市)の馬場加奈子社長が2011年に立ち上げた学生服専門のリユースショップで、現在は「パートナー店舗」として全国10店舗以上で展開している。仙台店を手掛けるのは、3人の子どもを持つ片浦一枝さん。「子どもの新入学はうれしいことだが、そのたび準備が大変」で、転勤に伴い新たに一式を買い替えた経験もあるという。

 子育てが一段落した後にテレビ番組で「さくらや」の存在を知り、「同じ思いをしているお母さんがいたんだと思い、私がやらなくてはという使命感」で香川の馬場社長を訪ね、東北初のパートナー店として今年5月20日に同店を開いた。店舗面積は約12坪。

 宮城県内の幼稚園・小中学校・高校の制服と体操服の買い取り、販売を行う。買い取りは持ち込みのほか出張にも応じ、買い取った制服や体操着はほつれ直しやボタンの付け直し、毛玉取り、名前の刺しゅうほどきなど、スタッフが手作業で補修。クリーニングをかけて仕上げ、店頭に並べる。

 現在販売しているのは、幼稚園16校、小学校(体操着のみ)11校、中学校30校、高校31校の制服・体操着。中学校は太白区や青葉区、高校は仙南エリアの公立や仙台市内の私立の制服が多く、学校指定のリボンやネクタイ、柔道着や剣道着、小学校の入学式や卒業式に着用したフォーマルウエアなども取り扱う。

 衣替えの時期が近づき、「夏の制服から冬の制服へ戻そうとしたら体が大きくなってサイズが合わなくなっていたという方の来店が増えた。高校や中学の3年生だと、あと半年も使わないので新品購入もためらわれるようで、ズボンだけ無いかという問い合わせもある」という。

 「頑張るお父さん・お母さんの子育て応援隊になりたい。制服でお困りのことがあれば気軽に来店いただければ」と片浦さん。一方で、「子どもの制服を捨てられずに持っていらっしゃる方も多い。それを必要としている人もたくさんいるので、ぜひお譲りいただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~15時。水曜、第1・3・5土曜、日曜、祝日定休。月曜・火曜は出張買い取りのため留守の場合あり。

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