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「仙台クラフトビールフェス」初開催へ 宮城・東北の10醸造所一堂に

会場の勾当台公園市民広場。写真は同会場で7月に行われた野外飲食イベント「カリビアン・フェスティバル」の様子

会場の勾当台公園市民広場。写真は同会場で7月に行われた野外飲食イベント「カリビアン・フェスティバル」の様子

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 仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で10月12日、「仙台クラフトビールフェスティバル」が初開催される。

「仙台クラフトビールフェスティバル」フライヤー

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 クラフトビールや輸入ビールの人気拡大に伴い、仙台でも「オクトーバーフェスト」「ベルギービールウィークエンド」などのイベントが継続開催され市民に根付いてきた。一方で、岩手・一関の「全国地ビールフェスティバル」、秋田の「東北地ビールフェスティバル」のような東北や国内のクラフトビールに特化した野外イベントは行われてこなかった。

 そうした状況を踏まえ、数年前から同イベントを構想していたという実行委員でビアバー「アンバーロンド」(青葉区国分町2)店主の田村琢磨さん。今年8月に発行した「仙台ビールマップ」第2弾の制作を通して醸造所や店舗の協力を取り付け初開催にこぎ着けた。「個性豊かなビールが宮城・東北にもいろいろとあることを伝えたい」と意気込む。

 出展する醸造所と提供ビール例は以下の通り。宮城=仙南クラフトビール「ササニシキIPA」、松島ビール「スイートベリー」、やくらいビール「デュンケル」、鳴子の風「高原ラガー」、岩手=いわて蔵ビール「ジャパニーズハーブエール山椒(さんしょう)」、遠野ズモナビール「遠野の華」、福島=みちのく福島路ビール「林檎(りんご)のラガー」、猪苗代地ビール「ゴールデンエンジェル」、秋田=あくらビール「秋田美人の麦酒」、田沢湖ビール「アルト」。各醸造所とも1杯500円から提供し、飲み比べセット(1,000円)も用意する。会場で提供するたる生ビールは約50種類に上る。

 実行委員で仙南クラフトビール醸造担当の岡恭平さんは「このイベントで少しでも県内にお住まいの方に国産クラフトビールを知ってもらいたい」と期待を寄せ、「たくさんの種類を試して、自分の好みを見つけていただければ」と呼び掛ける。

 市内の飲食店11店とキッチンカーも出店し、「屋外出店の枠を超えた質の高い料理を提供する」のも特長。出店者とメニュー例は、オステリア・ガブ「ピッツァ マルゲリータ」(700円)、アンバーロンド「焼きギョーザ」(500円)、ガルプダウンカフェ「骨付き鶏モモ肉のコンフィ」(700円)、国分町 土筆「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」(700円)、とち家「ミンチボール ウズラの卵入り」(500円)など。会場には着席300席、スタンディング100席を用意する。

 開催時間は11時~20時。入場無料。

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