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人気商品「ネコまんじゅう」に黒ネコバージョン?-仙台の和菓子店が試作

「宝万頭本舗」の人気商品「ネコまんじゅう」と試作中の黒猫バージョン。利用客のアドバイスを受け、年々形も進化しているという

「宝万頭本舗」の人気商品「ネコまんじゅう」と試作中の黒猫バージョン。利用客のアドバイスを受け、年々形も進化しているという

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 仙台の老舗和菓子店「宝万頭本舗」(仙台市青葉区上杉2、TEL 022-222-6718)が現在、人気商品「ネコまんじゅう」の新バージョン開発に取り組んでいる。

「宝万頭本舗」の店内

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 1955(昭和30)年創業の同店。看板商品の「宝まんぢゅう」(1個94円)をはじめ、まんじゅう・団子・がんづき・大福・ようかん・餅などを販売。地元の和菓子店として近隣の住民や会社員から親しまれている。

 猫の肉球をイメージした「ネコまんじゅう」(1個157円)は2011年12月に販売を開始。白いまんじゅう生地に自家製の粒あんを包み、ヘラで指の形に切り込みを入れ、黒糖生地で肉球をあしらった。若林区で開かれている『ねこまつり』用の和菓子として販売したものが原型で、「よりかわいらしい猫の手になるように改良を重ね店で販売を始めた」(同店4代目の崎野敬光さん)。

 雑誌やテレビで取り上げられたことをきっかけに猫好きの間で話題を集め、一躍人気商品に。ピーク時には1日400~500個を販売し、「腱鞘(けんしょう)炎になるほどだった」と振り返る。「型を使ったり機械で作ったりすれば同じ形にたくさん作れるが、手作りなので一つ一つ形が違う。猫1匹1匹が違うように、まんじゅう1個1個の形が違う方が味がある」と崎野さん。「こっちのほうが、うちの猫に似ているかも」と、形を吟味して購入する客も多いという。

 「違う猫バージョンも作ってほしい」「こしあんタイプも欲しい」という声を受け、今月17日から「黒猫」をイメージした新バージョンの試作を始めた。ゴマを練り込んだ灰色の生地でこしあんを包み、白い生地で肉球を表現。ゴマの配合や味の調整など、利用客の意見を取り入れながら試作を重ねている。「5月には販売したいので、楽しみにしてもらえれば」

 営業時間は9時~18時30分。日曜定休。

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