![元鍛治丁公園で開催されたイベントの様子。招待客や市民らのにぎやかな声が国分町に響いた](https://images.keizai.biz/sendai_keizai/headline/1307440994_photo.jpg)
仙台市の歓楽街・国分町で6月4日、復興応援イベント「元気 de Night・国分町!」が開催された。主催は飲食店経営者らで構成する「国分町街づくりプロジェクト」。
交通機関の復旧に伴い、5月中旬ごろから次第ににぎわいを取り戻したという国分町。「市民や観光客の方、県外のボランティアの方々にも多く利用していただき忙しくなってきている」と参加店主の1人は話す。
今回のイベントは、避難所生活や在宅避難生活を送る被災者、支援活動で宮城を訪れている県内外のボランティアに「一時でも疲れを忘れて羽を伸ばしていただき、元気になってもらいたい」と企画。国分町や一番町など市内の飲食店やJA、理美容室、整骨院など14店が参加した。
当日は気仙沼・石巻・奥松島・多賀城・山元から被災者約120人を招待。会場となった元鍛冶丁公園でラーメン・カレー・カツサンドなどのフードやアルコール類を無料で振る舞ったほか、野菜の配布、ネイルケアやマッサージ、散髪などのサービスを提供。多くの市民も訪れ、飲食やライブ、トークショーなどのステージイベントを楽しんだ。
「震災以降初めて避難所を出たという方も多く、今日を楽しみにしていたという声を頂いた。開催して本当によかった」と同店主。「今後もさまざまなかたちで元気付けていきたい。ぜひ全国の方々にも継続的な支援活動を続けてもらえれば」と呼び掛ける。