仙台にベルギーチョコレート専門店-ベルギー人と日本人の夫婦が開く

「ショコラ・フランダース」のショコラティエ・トムさんと妻の京子さん

「ショコラ・フランダース」のショコラティエ・トムさんと妻の京子さん

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 仙台市青葉区に6月10日、ベルギーチョコレート専門店「ショコラ・フランダース」(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-224-5455)がオープンした。場所はINDEXビル地下1階。

ショーケースに並ぶ同店のチョコレート各種

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 同店を営むのは、ベルギー・アントワープ市出身のショコラティエ、トム・フェアリンデンさんと妻の京子さん。ベルギーの街に数ある小さなチョコレート店で、幼いころから手作りチョコレートに慣れ親しんでいたトムさん。「日本でも気軽にベルギーチョコレートを買って食べられる店を開きたい」と、夫婦で約2年間アントワープの製菓学校で修行。2006年11月、北海道小樽市に渡り、チョコレート店「ショコラ・デュ・ノール」をオープンした。

 観光客を中心に人気を集めていた同店だが、いったんベルギーへ戻ることになり、惜しまれながら昨年6月に閉店。再度日本でオープンするにあたり、「気候がチョコレート作りに向いている東北で」と考え、以前旅行で訪れたことのあった仙台の地を選んだ。「仙台は自然と都会のバランスがとても良い。人も穏やかで親切」(京子さん)。

 店舗面積は約7坪。店内はクリーム色とチョコレート色を基調に、「ベルギーの街の小さなショコラトリー」をイメージ。店奥のショーケースにトムさん手作りのチョコレートが並ぶ。

 同店のチョコレートは、ベルギーチョコレートの「ベルコラーデ」を100%使用。チョコ本来の甘みやおいしさ、シャンパンや紅茶など食材の香りを生かすため、砂糖や添加物は使用しない。商品は、コーヒー・紅茶・フルーツ・ハーブ・リキュールなど25~30種類のトリュフ(各285円)とプラリン(各235円)のほか、タブレット(525円)、コインチョコレート(350円)、季節限定の商品などもラインアップ。中でも「人気」は、ほろ苦いカカオパウダーでショコラを包んだ「トリュフ・ベルギー」と、ミルクチョコレートのタブレットの間にたっぷりのガナッシュをサンドした「ダブル・ショコラ」。

 オープン後はOLなど女性客を中心に幅広い層が利用し、「チョコレート好きな男性のお客さんも思った以上に多い」という。「地元の方々に日常的に利用していただき、長く愛されるようなお店になれば」と京子さん。トムさんは「チョコレートの香りや、お気に入りのチョコ探し、そして食べる楽しみを通してハッピーな気分を味わってほしい」と話す。

 営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。

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