仙台市青葉区に10月1日、和食居酒屋「無垢(むく)とうや」(仙台市青葉区国分町3、TEL 022-263-6069)がオープンした。
同店は、仙台市内で飲食店の経営・プロデュースを手掛けるグローアップ・シーン(立町)が、「石と炭 とうや」(国分町2)、「路地とうや」(同)、「シヅクトウヤ」(一番町4)に次ぐ4店舗目として展開。同店の齋藤和之店長は「定禅寺通沿いという立地のため、営業時間やターゲットなどで姉妹店との違いを出していきたい」と話し、新たな客層獲得を狙う。
店舗面積は27坪。木漏れ日をイメージした店内の内装にはムク材を使用。「ケヤキをモチーフにしたオブジェをあしらった個室席と、風に揺れる自然のケヤキを眺められる窓側の席を用意している」。席数は、カウンター12席、テーブル36席の計48席。
メニューは天ぷらとご飯をメーンにした、「素材のおいしさを生かしたシンプルな和食」約80種類。天ぷらは「サクッと軽い口当たりと、素材そのものの味を楽しめる」米油を使用し、カウンターの目の前で揚げる。アスパラ(620円)、エビ、ホタテ(各650円)、カキ(800円)、タラキク(1,100円)、「有機野菜の天ぷら盛り」(1,000円)など。旬の魚介類や野菜を日替わりで提供する。
ご飯には県内産の3種類の米を使用。「栗原市 高橋さんの特別栽培米・ひとめぼれ」「コシヒカリとササニシキのブレンド」(各1合、750円)、「美里町 ミルキークイーン」(同、900円)。注文を受けてから炊き上げ、イクラやコンブなど季節の付け合わせとともに提供する。「普段は鉄器だが、今は新米の季節なので土鍋で炊き上げている。20~30分ほど時間をいただくが、ぜひ地元の米のおいしさを味わってほしい」と齋藤さん。
客単価は4,500円。夜は20代後半~50代の女性客が多く来店するという。齋藤さんは「肩ひじを張らない和やかな雰囲気の中で、木のぬくもりを感じながらゆったりと和食を堪能していただければ」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時30分、カフェタイム=14時30分~16時、ディナータイム=17時30分~24時。