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仙台駅前のもつ焼き「丸昌」復活 焼失から2年4カ月ぶりに、新たにそばも

復活オープンした「駅前酒場 もつ焼き専門 丸昌」店内

復活オープンした「駅前酒場 もつ焼き専門 丸昌」店内

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 「駅前酒場 もつ焼き専門 丸昌」(仙台市青葉区中央1、TEL 022-712-2538)が4月12日、仙台駅前に再オープンした。運営は、昭和レトロ居酒屋「半兵ヱ」などを展開する外食チェーンのドリームリンク(秋田市)。

看板メニューのもつ焼き

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 利益全額を東日本大震災の被災地に寄付することを目的に、2011(平成23)年9月から1年間の期間限定で出店した「復興支援酒場」を前身とし、翌年11月にオープンした同店。安く楽しめる酒場「せんべろ」として人気を集めていたが、2022年12月の火災により焼失。復活を望む多くの声に応え、2年4カ月ぶりに再オープンした。店舗面積は約20坪。席数は、テーブル、カウンター合わせて35席。

 社長の村上雅彦さんは「仙台の方々のお役に立てる酒場として始めたが、結果としてご迷惑をかけてしまったことを心からおわびしたい」と話し、「『復興酒場を忘れていないぞ』という声をたくさん頂き、仙台の方々から励まされ、肩を押してもらって再びやる気になった」と感謝を口にする。

 ドリンクは、ハイボール、酎ハイ、焼酎、梅酒、ホッピー、カクテル、ビール、ワイン、日本酒など約80種類を用意し、一日を通して提供する。日本酒(コップ酒=396円)は県内24蔵の地酒をそろえる。

 フードは、「アカ(肝臓)」「上タン」「カシラ」「ハラミ」「アブラ(背脂)」「コブクロ」「シロ」「ガツ」(以上165円)など14種類のもつ焼き、もつの串煮込み(各176円)、湯煎・低温調理で仕上げたもつの刺し身(176円~)、ホルモン皿(264円)などのもつメニューを17時から提供。つまみメニューもおでん(各種66円)をはじめ約100種類と豊富にそろえる(17時までは一部メニューのみ)。

 再オープンに合わせて、1818年創業の秋田県羽後町の老舗「弥助蕎麦(そば)」のそばの提供も始めた。「生そば 元祖冷かけ」(550円)、「生そば 天ぷら(上)」「生そば 名物ぶっかけ」(以上1,100円)など冷やしそば39種類、「生そば あつもり月見」(660円)や「生そば あつもり春菊かき揚げ」(825円)など温そば28種類を用意する。

 利用客1人(そばのみの注文客を除く)につき10円を仙台市に寄付する。村上さんは「県内の地酒を扱うのはもちろん、仕入れも仙台・宮城のものを使うことを基本に、よりお役に立てる店にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~24時(金曜・土曜・祝前日は翌1時まで)。

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