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仙台の飲食店ではしご酒企画 地元窯元の酒器片手に地酒巡り

ジェームス・オペさんの雷窯の酒器と日本酒チケット

ジェームス・オペさんの雷窯の酒器と日本酒チケット

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 宮城の窯元が製作した酒器を手に地酒を提供する店を「はしご」するイベント「ぐい呑(のみ)パスポート」が7月1日、仙台市内の飲食店で始まった。

酒器4種類

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 陶磁器卸問屋の瀬戸屋(仙台市若林区)が地元の陶芸家、蔵元、飲食店と連携し、日本酒を軸に宮城の食文化や陶芸の認知向上を図ることを目的に企画。2021年に初開催し、4回目となる。

 酒器(巾着付き)1つと日本酒チケット5枚が付いた「ぐい呑パスポート」を購入し、参加店に持参すると、チケット1枚につき宮城の日本酒1杯が飲める。同じ店での利用は1日1杯まで。

 酒器を手がけたのは日高見窯の鈴木由香さん、台ヶ森焼の安部元博さん、環窯(たまきがま)の高橋聡さん、雷窯(いかずちかま)のジェームス・オペさん。参加店は、仙台駅周辺エリア=「大石屋」「やおよろず」「富貴寿司(ずし)」「地雷也」「にこらす」「にほんしゅ屋nicoシマウマ酒店」「升や」「くるくるパァーマちゃん」、北仙台エリア=「BAROJI」「とも」、河原町エリア=「ぃぃ居酒屋アラタ」「末廣(すえひろ)寿司」など31店舗。日本酒は、「乾坤一」「黄金澤」「蔵王」「浦霞」「日高見」「蒼天伝」「萩の鶴」「山和」「勝山」「浪の音」「宮寒梅」「阿部勘」「綿屋」など、各店で異なる銘柄を提供する。

 瀬戸屋取締役の金野知哉さんは「地元の作家の器で、地元の日本酒を、地元の飲食店で楽しんでほしい。ぐいのみは持ち帰り、自宅で思い出の品として使ってもらえれば」と呼びかける。

 「ぐい呑パスポート」の価格は3,500円。日本酒5杯チケット(1,650円)も用意し、過去開催時の酒器でも参加できるようにする。いずれも参加各店ほかで取り扱い、取扱店はウェブサイトに掲載する。10月31日まで。

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