仙台の中心市街地で6月8日・9日、東北6県の夏祭りが競演する「東北絆まつり」が開催される。
「仙台七夕まつり」「青森ねぶた祭」「秋田竿燈(かんとう)まつり」「盛岡さんさ踊り」「山形花笠(はながさ)まつり」「福島わらじまつり」が集う「東北絆まつり」は、東日本大震災の犠牲者への鎮魂と震災からの早期復興を願い、2011(平成23)年度から東北6県で展開した「東北六魂(ろっこん)祭」の後継イベント。東北各県の県庁所在地6市と各祭り団体、商工会議所が連携して2017(平成29)年に仙台から6市持ち回りで開催し、コロナ禍での中止を挟んで昨年の青森で一巡し、2巡目に入る。
西公園会場「東北絆ひろば」では、東北の6つの祭りや伝統芸能のステージイベントをはじめ、「ねぶた」「竿燈」「大わらじ」の展示、6市のPRブースなどを用意。西公園お花見広場会場では、東北や宮城県内の市町村による飲食や特産物の販売を行う。青葉山公園会場では、「伊達美味(うま)グルメ」や「ご当地グルメ横丁」などのグルメブース、スポーツや盆踊りなどの体験コンテンツを展開するほか、8日には航空自衛隊ブルーインパルスによる展示飛行もある。
8日は、南町通から一番町四丁目商店街にかけて、「仙台すずめ踊り」「盛岡さんさ踊り」「山形花笠踊り」「福島わらじまつり」による「一番町商店街流し踊り」を開催。9日は祭りのハイライト、「東北絆まつりパレード」を行う。6つの祭り、合わせて約1000人が定禅寺通から東二番丁通までの往復約2.2キロを練り歩く。
郡和子仙台市長は「震災から13年が経過した今、改めて東北6市が一つになって、仙台から未来に向けてスタートしていきたい。東北の熱気あふれる祭りを堪能してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は、8日=10時~20時、9日=10時~17時。