ファミリーマート(東京都豊島区)は1月20日から、東北6県と新潟県の608店舗で、宮城のイチゴ「もういっこ」を使用したカップデザートの限定販売を開始した。
「もういっこ」は、宮城県が研究開発したイチゴの新品種で、大粒の果実とさわやかな甘さが特徴。病気に強いため減農薬栽培が可能で、「糖度と酸度のバランスが良く、大粒にも関わらずついつい『もういっこ』食べてしまう魅力がある」(県農業・園芸総合研究所)ことから、ネーミングされた。
同社では「JA全農みやぎの取り組みである『みやぎの野菜ブランド推進事業』に協力したい」との思いから、同品種を使用したデザート商品を開発。今回はその第1弾として、ストロベリーシロップを含ませたチョコスポンジとイチゴミルクのムースを組み合わせた「仙台いちごパフェ」(290円)を発売。2月3日には第2弾として、「仙台いちごのミルフィーユ」「仙台いちごとホワイトチョコババロア」(各290円)を発売する。いずれも「もういっこ」の大粒な果肉が乗った「味も見た目も大満足な仕立て」(同社)で、パッケージにはJA全農みやぎのキャラクター「旬太くん」をあしらった。
同社広報担当者は「東北地区にお住まいの皆さまにぜひ食べていただき、仙台いちご『もういっこ』を知っていただくきっかけになれば」と話し、「今後も、より地域ニーズを細分化した商品開発を進め、地域活性化に貢献していきたい」と意気込む。