仙台駅前の商業施設「仙台パルコ」(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)が8月23日、グランドオープンした。
同施設は、仙台駅前の再開発ビル「仙台マークワン」の地下1階~地上9階を使用。店舗面積約13,200平方メートルに150店舗が出店し、うち94店舗が仙台初出店となる。年間売上目標は140億円。従来のターゲットである10~20代の女性だけでなく「多様な客層のニーズに対応」(同店)し、仙台だけでなく山形や福島など、東北全域からの集客を目指す。
23日はオープン前から市民らが詰めかけ、予定の時間よりも早くオープンセレモニーを開始。「HELLO IT'S ME, PARCO」の掛け声とともに正面の入口が開かれると、開店を待ちわびた大勢の客が入店し、目新しい店内を思い思いに歩いた。アイスクリーム店「コールド・ストーン・クリーマリー」など話題のショップには、早々に順番待ちの行列も。
同店のプロモーションを手掛けたクリエーティブ・ディレクターの箭内道彦さんもオープンに駆けつけた。今回のクリエーティブで箭内さんは、「『ずんだカラー』であり杜の都を象徴する色でもある緑をキーカラーとして意識的に展開した」と話す。一方、それ以上は「仙台だから」という地域性を意識せず、「東京で一番新しいパルコがオープンしても、こういうクリエーティブをするだろうという感じで作った」という。
同店の進出が仙台に与える影響については、「パルコがリーダーシップをとって『ついて来い』みたいなかたちではなく、一緒に変わっていったり、一緒に新しくなっていったりすることがポイントだと思う」と箭内さん。「パルコが仙台にデビューするということと、仙台がパルコにデビューするということ。その双方向の関係で、これから一緒に長い時間をかけて新しい仙台を作っていければ」と期待を寄せる。
営業時間は、ショップ=10時~21時、レストラン=11時~23時30分。
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