「仙台すずめ踊り」、過去最多1,800人の「すずめ」が技を競う

昨年の「夏まつり 仙台すずめ踊り」の様子

昨年の「夏まつり 仙台すずめ踊り」の様子

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 仙台駅東口の宮城野通で7月27日、「夏まつり 仙台すずめ踊り」が開催される。

飛び入り参加自由な「総踊り」の様子-昨年の「夏まつり 仙台すずめ踊り」から

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 同祭は2003年、仙台市青葉区の西公園で「発祥四百年記念 仙台すずめ踊り 夏の大会」として初開催。翌年からは会場を同所に移し、夏の恒例行事として毎年行われている。

 仙台の郷土芸能「すずめ踊り」は1603年、仙台城移徒式(新築移転の儀式)後の宴席で、石工(いしく)が伊達政宗公の御前で披露した即興の踊りが起源とされる。踊る姿が餌をついばむすずめに似ていることや、伊達家の家紋に「竹に雀」が使われていることから「すずめ踊り」と呼ばれ、別名「はねっこ踊り」とも呼ばれる。

 踊りは、「中腰でやや前かがみの姿勢から、手に持った扇子を体の前で大きく開いたり閉じたり左右に振ったりし、足は左右に跳ねながら体の前に蹴り出す。それを篠笛や太鼓の囃子(はやし)に合わせて思い思いに楽しく体を動かす」(事務局)のが基本。同祭ではその基本動作に各グループ=祭連(まづら)が独自の振り付けを加え、その技や美を競い合う。

 今年は過去最多となる52祭連、約1,800人の「すずめ」が参加し、来場者数も過去最高の6万人を見込む。同祭の広報担当者は、「今年は山形から花笠踊りの団体を招き、昨年好評だった仙台の阿波踊り団体とともにバラエティーに富んだ演舞を披露する。迫力の流し踊りや、見応えある舞台踊りをゆっくりと楽しんでいただければ」と話す。

 開催時間は10時~19時。18時10分から行われる「総踊り」は、一般見物客も自由に飛び入り参加できる。

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