仙台の夏の風物詩「仙台七夕まつり」が8月6日に開幕し、朝から雨の降る中、傘を差して見物する客でにぎわった。
仙台藩祖・伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、東北三大祭りの一つとして知られる同祭。市内中心市街地や各商店街には今年も、伝統的な七つ飾りをはじめ、豪華絢爛(けんらん)な吹き流し、アニメキャラクターや伊達政宗公、花や動物などをモチーフにした個性豊かな七夕飾りが風に揺らめき、市民や観光客の目を楽しませている。中央が屋根で覆われていない一番町四丁目商店街の吹き流しはビニールに包まれ、物珍しそうに撮影する人の姿も見られた。
初日の来場者数は47万5000人。昨年は台風5号の影響もあり連日雨が降り、3日間で延べ178万6000人と例年を下回った。今年も台風13号の接近により、3日間とも雨の予報となっている。
期間中は市内各所で関連イベントも開催。勾当台公園市民広場・定禅寺通グリーンベルト・つなぎ横丁では飲食ブース、七夕の歴史と物語の紹介、ミニ七つ飾り作成体験、盆踊り、ステージイベントなどを展開する「おまつり広場」を設置する。
開催時間は、飾り付け時間=10時ごろ~22時ごろ(8日は21時ごろまで)、おまつり広場=10時~21時。今月8日まで。