仙台市地下鉄・広瀬通駅そばに「立ち呑(の)み・おでん処(どころ) つみれや」(仙台市青葉区中央2、TEL 022-265-3507)がオープンして2カ月がたった。
カフェ食堂「DEUX couleurs(ドゥー・クルール)」(同)の姉妹店として、昨年11月にオープンした同店。コンセプトは「仙台おでんと純米酒を楽しむ、立呑み処」。「狭小物件だったので何ができるか考えた末、『これは、おでんだな』とひらめいた」と同店担当者。「仙台市内におでん店が少ないということもあり、何か新しく面白いことができるのではないかと思った」と話す。
店舗面積は約8坪(テラス席含む)で、スタンディングで最大20人を収容。白や明るい木目を基調にした店内は、「海をイメージした爽やかさで、女性同士でも気軽に利用していただけるように作った」という。
昆布とカツオ節などで取った天然だしで、地元の食材をなるべく取り入れるようにしているというおでんメニューは常時約20種類を用意。大根、卵、はんぺん、がんも、コンニャクなどの定番をはじめ、「笹(ささ)かま」「油麩(あぶらふ)」「定義山三角揚げ」(以上180円)など宮城ならではの具材をそろえる。中でも、長時間煮込んで独特の食感が楽しめるという厚切りの「牛たん」(320円)や、手作りの「鶏つみれ」(200円)がお薦めという。
おでんのだしで炊いたご飯を使った「おでんだし茶漬け」や、「しめさば」「栗駒しそ巻き」「イカの塩辛」「いり大豆」「本日のお漬物」など、日替わりの「ちょっとしたおつまみ」(全品280円)も用意する。
ドリンクは、「たる詰めスパークリングワイン」(400円)、「サッポロ黒ラベル生」(450円)、「ハイボール」(420円)、「日本酒」(450円)などを提供。東北を中心にミディアムボディーの純米酒を日替わりでセレクトした「おでんによく合う純米酒」(650円)も。
客単価は1,500円~。客層は男女半々で、20~40代を中心に幅広い層が来店している。「路地をちょっと曲がると見える赤いちょうちんが目印。一風変わった店構えだが、一度来店いただければ好きになっていただけると思う」同担当者。「お一人でも仲間同士でも、おでんで軽く一杯利用いただければ」と呼び掛ける。
営業時間は18時~24時。日曜・祝日定休。