仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)本庁舎地下1階の食堂で1月25日から、市内の小・中学校で提供されている学校給食メニューを日替わりで提供する「学校給食フェア」が開催される。
現在、小学校123校、中学校63校、中等教育学校1校、特別支援学校1校、定時制高校2校、幼稚園1園の計191校で完全給食を実施している同市。市教育委員会健康教育課では市民に学校給食への理解と関心を深めてもらおうと、文部科学省が定める「全国学校給食週間」(1月24日~30日)に併せ、2014年から毎年同フェアを開催している。
今回は「仙台産野菜を使用したお薦めメニュー」をテーマに、市内の小・中学校で提供されている献立の中から、日替わりで1日1メニューを提供。牛乳は付かず、ボリュームは食堂の定食程度で、食器も実際に学校給食で使われているものを用いる。価格は1食500円で、1日限定60食。
提供される献立は、25日=ご飯・タラの仙台みそチーズ焼き・ちぢみ雪菜とゴボウのチャプチェ・曲がりネギのタットリタン、26日=ご飯・ドライカレー・青のりポテト・ちぢみ雪菜入りみそワンタンスープ・ミカン、27日=ゆうやけご飯・イカの天ぷら・ちぢみ雪菜のごまあえ・豚汁・ミカン、28日=ご飯・サバの香味ソースがけ・ちぢみ雪菜の煮びたし・あぶら麩(ふ)のみそ汁・ミカン、29日=ご飯・揚げあおば餃子(ギョーザ)・豚肉と曲がりネギのオイスターソース炒め・キムチスープ・ミカン。
同課給食運営係担当者は「食を通じて子どもの望ましい食習慣の形成、失われつつある食文化の継承を図ることが重要であることや、学校・家庭・地域が連携して取り組むことが子どもの食環境の改善につながることなど、学校給食が果たす役割が広く市民の皆さまに理解されるきっかけになれば」と期待を込める。
開催期間中は、市役所本庁舎1階ギャラリーホールで、給食のレプリカや歴史パネルの展示も予定。「仙台市の学校給食のあゆみ」「年代別給食レプリカ」「給食用調理器具類(釜・ひしゃくなど)」「学校における食育の取り組み」「各校(センター)での『ここで給食』への取り組み」「給食標語」など、学校給食の歴史や学校における食育の取り組みについて紹介する。
提供時間は11時~(なくなり次第終了)。今月29日まで。