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仙台・晩翠通に「SENDAI COFFEE STAND」 1杯のコーヒーで街を豊かに

その日提供する豆とフードを並べ、椅子を数脚用意する店内

その日提供する豆とフードを並べ、椅子を数脚用意する店内

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 仙台の晩翠通沿いに12月13日、「SENDAI COFFEE STAND(センダイコーヒースタンド)」(仙台市青葉区国分町1、TEL 050-5585-3181)がオープンした。

対面式の窓でコーヒーを提供する

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 運営は市内で美容室を展開する「ギルド」。同社社長の本郷紘一さんが数人のメンバーとカフェ出店を検討していたところ、英ロンドンで自転車を使ったコーヒースタンドを目にしてコンセプトが固まり、今年5月に市内で移動販売を始めた。

 テーマは「A cup of coffee fills our city.(1杯のコーヒーで街を豊かに)」。「仙台は緑や公園が多い街なのに、人がそれを利用しきれていないと感じていた。コーヒーを飲みながらいつものケヤキ並木を歩くと、緑や自然をよりすてきに感じ、ゆっくりした時間を過ごせるのではないか」と本郷さん。

 移動販売やイベント出店で手応えをつかみ、固定店舗を望む声も多くあったことから今回、出店を決めた。一般に言うテークアウト業態だが、フードやドリンクを持って街を楽しむ「To Go」スタイルを提案する。「アーケードなどで買い物途中に散歩しながら来てもらい、コーヒーを買って途中の公園で一服して、また戻っていくというイメージ」

 店舗面積は12坪。「街の味を生かしながら次の世代のおしゃれさと融合させてエージングの利いた格好良さをつくりたい」と、前店の内装や設備を生かしつつ改装した。入り口横には対面式でコーヒーを提供する窓を設け、ドリップ中もスタッフが客と気さくに会話を交わす。

 世界中を渡り歩くコーヒーハンターと提携し、大会で80点以上を獲得している豆だけを取り寄せ、焙煎(ばいせん)して提供。定番メニューはクラシックフレンチ(400円)。酸味と甘みを前面に出したコーヒーがブームにある中、「昔ながらのクラシックな苦みをよりおいしく」にこだわったブレンドだ。

 シングルオリジンはその時の仕入れにより各国の豆を用意。現在は、「とても香り高くフルーティーでコク、まろやかさも非常に良い」というトップスペシャリティのグァテマラ(500円)のほか、ホンジュラス、タンザニア(以上400円)などをラインアップする。

 フードは、スコーン(ミルクプレーン=250円、クランベリーチョコレート=300円)、パニーノ(ハーフ=600円、フル=1,200円)、パウンドケーキ(1カット300円)を提供。本郷さんは「仙台の街をより楽しむためにコーヒーやパニーノをTo Goして、豊かな時間を過ごしてもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は8時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~)。水曜定休。新年は1月5日から営業。

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