仙台市八木山動物公園(太白区八木山本町1、TEL 022-229-0631)ビジターセンター展示室に現在、ニシゴリラの「ドン」をモチーフにした巨大絵馬が置かれている。
「年賀状用の干支(えと)の写真撮影用になれば」と、2013年末から飼育動物をモチーフにした絵馬を制作している同園。2014年の午(うま)年はシマウマの「ベル」、2015年の未(ひつじ)年はヒツジの「ミソカ」を起用した。
絵馬のサイズは、横190センチ・縦120センチ。今回は、来年の申(さる)年にちなみ、同園の人気者で、今年で46歳を迎えた国内最高齢のニシゴリラ「ドン」がミカンを食べようとする姿の写真をあしらった。起用理由について、同園担当者は「イケメンゴリラであることと、国内最高齢のドンから元気をもらおうということで選んだ」と話す。
12月1日の設置後は連日、家族連れやカップルなどが絵馬をバックに写真撮影をする姿が見られ、人気の記念撮影スポットとなっている。「お正月に願いを込めて一緒に写真を撮れば、申年のドンちゃんパワーできっとあなたの願いはかなうはず」と同担当者。展示は来年3月21日まで。
同園では1月2日・3日、恒例の正月開園を行う。来園者の要望に応えて2007年から実施しているもので、今年は2日間で1959人が来園した。両日は、来年の干支であるサルをメーンに、「動物たちにお年玉をあげよう」「干支の動物引き継ぎ式」「干支の動物スタンプラリー&人気動物しらべアンケート」「動物カルタ大会」などのイベントを実施。同担当者は「地下鉄東西線でアクセスが便利になった当園へ、年明け一番で動物たちに会いに来てもらえれば」と呼び掛ける。
開園時間は9時~16時(入園は15時まで)。正月開園は10時~16時(入園は15時まで)。月曜休園(休日の場合は翌日)、12月28日~1月1日・4日は休園。入園料は、一般=400円、小・中学生=100円、未就学児は無料。