「宮城県民会館」にネーミングライツ-年額5千万円以上で募集

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 宮城県は10月16日から、「宮城県民会館」(仙台市青葉区国分町3)のネーミングライツスポンサーを募集している。県が所有する施設でネーミングライツを募るのは、「フルキャストスタジアム宮城」(現在は契約解除)「ENEOSの森」「ホットハウススーパーアリーナ」に次ぐ4例目。

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 同会館は1964年に開館。地上6階地下1階建てで、敷地面積=3,627平方メートル、延べ床面積=12,470平方メートル。仙台・青葉まつりやSENDAI光のページェントなどが開催される定禅寺通りに面し、文化芸術活動の拠点施設として利用される。大ホールではウィーン少年合唱団やプラハ放送交響楽団などのクラシック音楽から劇団四季のミュージカル、大塚愛、元ちとせ、スガシカオなど若手アーティストのライブまで幅広い公演を開催し、東北各地から多くの観客を集める。2006年度の利用者数は大ホール=248,077人、会議室=276,954人。

 県では「本県の文化芸術の振興を更に推進していくため、県民会館における文化事業を支援するパートナーとして」ネーミングライツを導入。契約期間は2008年4月1日から5年程度で、契約金額は年額5,000万円以上。文化芸術活動に理解がある企業を対象に、「県民に親しまれ、かつ、本県の文化芸術の拠点施設にふさわしい名称(愛称)が望ましい」としている。ネーミングライツ料は施設の補修など、「文化の普及および振興を図るために必要な経費に充てたい」考え。

 村井嘉浩県知事は会見で「これまで本県屈指の多目的ホールとして大型で集客力のある演目が行われ、テレビ・ラジオや情報誌などにおいて施設名は広く露出しており、広告的効果は非常に高いと考えている」と話す。5,000万円以上という金額については、他の自治体における事例を挙げて、「決して高い金額ではないと考えている」と説明した。

 申込期間は11月15日まで。

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