仙台うみの杜水族館、概要発表-年間パスポートは入場料2回分

50種2万5000匹の生物が泳ぐ巨大水槽「いのちきらめく うみ」イメージイラスト

50種2万5000匹の生物が泳ぐ巨大水槽「いのちきらめく うみ」イメージイラスト

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 仙台水族館開発(仙台市一番町3)と横浜八景島(神奈川県横浜市)が2月2日、仙台港背後地に建設中の水族館「仙台うみの杜(もり)水族館」の概要を発表した。

公式キャラクター「ペンギンのモーリー」も初披露

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 施設内に大小合わせて約100基の展示水槽を用意する同館。中でも目玉は、三陸の海を再現した、幅13メートル・高さ6.5メートル・水深7.5メートル・水量990トンの巨大水槽「いのちきらめく うみ」。マサバ・アカシュモクザメ・マイワシ・ババガレイ・アイナメなど、50種2万5000匹の生物が泳ぎ、屋根のない構造の水槽に太陽の光が降り注いで「生き物本来の色鮮やかな姿を演出する」という。1日2~4回、約5分間のエンターテインメントプログラムも実施する予定。

 半屋外の広場となる「海獣ひろば」では、オタリアやフンボルトペンギンに直接触ることができる「ふれあいプログラム」を実施。透明のガラス階段を設けたペンギン水槽では、イワトビペンギンやフンボルトペンギンが岩場を跳ぶ習性を利用し、「ぴょんぴょん跳びはねるかわいらしい姿を見ることができる」という。

 約1000人を収容できる「うみの杜スタジアム」では、横浜・八景島シーパラダイス出身のバンドウイルカとマリンピア松島水族館出身のカルフォルニアアシカによるパフォーマンスを披露。「アクリル面のないプールなので動物との距離が近く、臨場感あふれるパフォーマンスをご覧いただくことができる」と同館担当者。

 そのほか、広瀬川の環境をモチーフとした「広瀬川 東北の山・里・川」、オセアニア・ヨーロッパ・アフリカ・米国・アジアのさまざまな生き物を展示する「世界のうみ」、アメフラシやイトマキヒトデ・ドチザメなどと触れ合える地元の磯場を再現した「うみの杜ビーチ」、6基の水槽でミズクラゲやアカクラゲなど季節合わせたクラゲの展示を行う「クラゲのいやし」なども用意する。

 営業時間は9時~18時30分(夏季は19時30分まで、冬季17時30分まで、最終入館は閉館30分前まで)。入場料は、大人=2,100円、高校生・中学生=1,600円、小学生=1,100円、幼児(4歳以上)=600円、シニア(65歳以上)=1,600円。年間パスポートの料金はそれぞれの倍額(入場2回分)に設定した。

 開業は今年7月を予定し、初年度(2015年度)の来館者数は100万人を想定する。同担当者は「皆さまに愛される水族館を目指して準備中なので、楽しみにお待ちいただければ」と呼び掛ける。

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