仙台市歴史民俗資料館で「昔と今のくらし」展 昭和の生活支えた道具200点

昭和中期の暮らしを再現したコーナー

昭和中期の暮らしを再現したコーナー

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 仙台市歴史民俗資料館(仙台市宮城野区五輪1、TEL 022-295-3956)で現在、特別展「仙台・昔と今のくらし」が開催されている。

野球盤や人生ゲームも

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 高度経済成長期以前の仙台市民の暮らしを「衣」「食」「住」「あそび」に分け、現在と対比させながら新たな道具の登場によって変わった人々の生活を紹介する同展。

 会場では、羽釜、炭火あんか、火鉢、氷冷蔵庫、蓄音機、テレビ、電気コンロ、和傘、どてら、着物、かや、ちゃぶ台、玩具などの民具や家電約200点を展示する。

 「かつてはまきや炭を燃やして料理し、井戸で水をくみ、手で洗濯することは普通のことだったが、この数十年で暮らしの姿を変えるさまざまな道具が登場し、人々の生活は急速に変わってきた」と同展担当者。「昔の人の生活の工夫や苦労が今の生活につながっている。昔の暮らしを支えたさまざまな道具を紹介することで、今の暮らしを考えるきっかけになれば」と話す。

 平日は小学生の団体、休日は家族連れや年配客などが多く来場している。同担当者は「年代を問わず見ていただける展示になっている。年配の方は懐かしいあのころを思い出し、若い方は驚きと発見があるのでは。家族皆さんで足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~16時45分(入館は30分前まで)。月曜(休日の場合は翌日)、第4木曜休館。入館料は、一般・大学生=240円、高校生=180円、小中学生=120円。4月16日まで。

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