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仙台・泉の商業施設で焼きサンマ無料配布 女川の収穫祭とコラボ、200人が列

特設の炭火コンロの上に並べられ、次々と焼き上がるサンマ。会場には香ばしい煙が立ち込めた

特設の炭火コンロの上に並べられ、次々と焼き上がるサンマ。会場には香ばしい煙が立ち込めた

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 仙台市泉区の大型商業施設「泉パークタウン タピオ」(仙台市泉区寺岡6)で10月2日、炭火焼きサンマ2000尾が無料配布され、多くの来場者でにぎわいを見せた。

配布開始前からできた長蛇の列

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 JR女川駅前に昨年12月オープンしたテナント型商店街「シーパルピア女川」(女川町)と今年1月、両エリアの発展と双方向の交流を目的として姉妹施設協定を締結した同施設。交流活動を定期的に実施しており、今回初めて女川町最大のイベント「おながわ秋刀魚収獲祭」とコラボした。

 その目玉企画として実施されたサンマの無料配布。会場には10時の開始時間を前に家族連れや年配夫婦、若者やカップルなど約200人が列を作ったため、予定を約20分早めてスタート。焼きたてのサンマを受け取った来場者たちは、秋の味覚を思い思いに堪能した。近隣から娘を連れて訪れた女性は「家で食べるのとはまたひと味違っておいしかった。女川には年に何回か行く機会があるのでなじみがある。また足を運びたい」と話していた。

 「たくさんの方々に来場いただき、女川の新鮮なサンマをおいしいと喜んでいただけてうれしく思う」と同施設担当者。「今後も復興支援をきっかけに生まれた女川と泉パークタウンの絆、街と街の交流を深めていきたい。こうしたイベントを通して女川とタピオのつながりを知っていただければ」と期待を込める。

 この日はホヤやサンマの加工品など女川特産品や工芸品の販売、交流プロジェクトパネルや観光PRブースなども設置。100箱限定の生サンマの格安即売会は開始約1時間で売り切れとなる人気を集めた。

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