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仙台市博物館で「黄金のファラオと大ピラミッド展」 吉村作治さん監修

「アメンエムオペト王の黄金のマスク」(第3中間期、第21王朝、アメンエムオペト王の治世、前993~984年ごろ、国立カイロ博物館所蔵)

「アメンエムオペト王の黄金のマスク」(第3中間期、第21王朝、アメンエムオペト王の治世、前993~984年ごろ、国立カイロ博物館所蔵)

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 仙台市博物館(仙台市青葉区川内、TEL 022-225-3074)で現在、特別展「国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展」が開かれている。

アメンエムペルムウトの彩色木棺とミイラ・カバー

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 「ピラミッドとファラオ」をテーマにした同展。エジプト考古学者の吉村作治さん監修の下、世界一のエジプト・コレクションを誇る国立カイロ博物館の至宝約100点を展示する。

 会場内は5章で構成。人々が巨大なピラミッドを造った技術に迫る「第1章 ピラミッド建設とその技術」、ピラミッドを建造したファラオたちに焦点を当てる「第2章 ピラミッド時代のファラオたち」、神官・貴族・知識階級・庶民の生活を紹介する「第3章 ピラミッド時代を支えた人々」、くしや化粧品容器などの生活用品や色彩豊かな胸飾り・腕輪などの装飾品を紹介する「第4章 ピラミッド時代の女性たち」、さまざまな墓や埋葬の様式から古代エジプトの来世観を探る「第5章 黄金に輝く来世」。

 主な展示物は、3大黄金のマスクの一つといわれる「アメンエムオペト王の黄金のマスク」、美しい彩色が施された「アメンエムペルムウトの彩色木棺とミイラ・カバー」のほか、「ロイとマヤのピラミディオン」「カフラー王像」「メンカウラー王のトリアード」「カイとその子どもたちの像」「イタ王女の襟(えり)飾り」「クヌムト王女の襟飾り」「太陽の船の模型」など。

 ツタンカーメン王の黄金マスクやギザの3大ピラミッドなどを撮影した同展オリジナル4Kシアター「黄金のエジプト」も上映する。「高精細な映像を駆使し、いつの時代も人々を魅了してきたエジプトの巨大ピラミッド群の美しい姿、ファラオや王家の女性、ピラミッド建設を支えた人々の暮らしなどを紹介している」と同展担当者。

 開館時間は9時~16時45分(入館は30分前まで)。月曜休館(5月2日は開館)。観覧料は、一般=1,500円、大学・高校生=1,200円、小・中学生=800円。有料で音声ガイド(550円、日英2カ国語対応)の貸し出しも行う。6月26日まで。

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