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「仙台うみの杜水族館」開業 初日7000人、雨の中市民らでにぎわう

イルカとアシカがオープン初日の来館者をお出迎え。雨の平日にもかかわらず、毎回ほぼ満席となった

イルカとアシカがオープン初日の来館者をお出迎え。雨の平日にもかかわらず、毎回ほぼ満席となった

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 仙台市宮城野区の仙台港背後地に7月1日、「仙台うみの杜(もり)水族館」(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)が開業し、初日から多くの市民らでにぎわいをみせた。

午後も続いた入館待ちの列

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 あいにくの雨にもかかわらず、オープン前には約500人が列を作った。前日の夕方から並んでいた人もいるなど、「本当に多くの皆さまにオープンを楽しみにしていただいたんだなと実感した」と同館広報の高倉亮祐さんは話す。

 初日にはオープニングセレモニーを開催。宮城県の村井嘉浩知事、仙台市の奥山恵美子市長のほか、宮城県出身のプロフィギュアスケーター・荒川静香さんもゲストとして登場。マリンピア松島水族館出身のアシカが荒川さんにはさみを渡し、テープカットを行った。

 施設内に大小合わせて約100基の展示水槽を用意し、約300種5万点の生き物を展示する同館。飼育する魚類や動物は、今年5月に閉館したマリンピア松島水族館から引き継いだ。2階「世界のうみ」ゾーンのアメリカコーナーでは、マリンピア松島水族館の人気者・イロワケイルカを展示。来場者が水槽に手を近づけて動かすと、近寄ってきたり、くるりと一回転をしたりと、元気な姿を見せていた。

 約1000人を収容する「うみの杜スタジアム」では初日に5回のショーを実施し、各回とも観客席はほぼ埋まった。横浜・八景島シーパラダイス出身のバンドウイルカとマリンピア松島水族館出身のカルフォルニアアシカがパフォーマンスを披露すると、観客からは大きな歓声が上がった。

 青葉区から子どもと一緒に来館した30代男性は「とてもきれいで、子どもと一緒でも展示が見やすい」と話し、「子どもが松島水族館のエイが好きで、今日も来る前から『エイさんいるかな? 会えるかな?』と楽しみにしていた。エイが見られてとても喜んでいたのでよかった」と笑顔を見せた。

 初日の来館者数は約7000人。高倉さんは「今後も皆さまに楽しんでいただける水族館を目指したい。キラキラ輝く笑顔をたくさん生み出し、命のきらめきを伝えていければ」と話す。

 営業時間は9時~18時30分(夏季は19時30分まで、冬季17時30分まで、最終入館は閉館30分前まで)。入場料は、大人=2,100円、高校生・中学生=1,600円、小学生=1,100円、幼児(4歳以上)=600円、シニア(65歳以上)=1,600円。

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