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仙台の飲食店「AReT.」再開から4カ月-初心に帰り移転、思いは変わらず

寺島さんが「自分の好きなものを好きなようにディスプレーした」という店内

寺島さんが「自分の好きなものを好きなようにディスプレーした」という店内

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 仙台・晩翠通り沿いの福原ビル2階に飲食店「AReT.(アレット)」(仙台市青葉区大町1、TEL 022-215-2311)が移転して4カ月がたった。

広い窓から外を見下ろす窓側の席

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 2002年11月に国分町からスタートした同店。同所で6年半営業した後、2009年6月にリノベーション物件「ファーストステージ」へ移転。30代を中心に、学生から年配客まで幅広い層に支持されていた。

 「前店舗は21坪あり、ゆとりある配置で、手前みそではあるが居心地のいい場所だった。だが、8.5坪の国分町の時とは違ってお客さんとの距離も感じた」と同店オーナーの寺島美雄さん。「いつの間にか、ものだけを提供する場所になってしまって、どこかハリがなくなっていた。国分町時代の気持ちを取り戻すため、もう一度場所を変えようと思った」と4月に閉店し、6月に現在の場所へ移転した。

 店舗面積は約12坪。店内には日本やフランスなどのアンティークやレプリカ、リメーク家具などを配置。食器や小物類にも寺島さんこだわりのアイテムが並ぶ。「ありきたりな表現だが、友達の家や自分の家のような場所として過ごしてもらえればうれしい」

 メニューは、つまみ・サラダ・肉料理・ご飯もの・スイーツなど和食を中心とした創作料理を提供。「ウズラの卵の漬け」(350円)、「アボカドと塩昆布のおつまみ」(650円)、「3種の大根と青ゆずサラダ」(720円)、「柚香るネギソースを鶏に…」「Today's定食」(以上850円)、「エビのクリームソースでベーコンペッパー御はん」(800円)などで、入れ替えも行う。

 ドリンクは、ビール・焼酎・日本酒・果実酒・ワイン・コーヒー・紅茶など50種類以上を用意。価格は、アルコール500円~、ソフトドリンク300円~。客単価は3,000円。

 移転後は、「以前のようにハリのある毎日になってきた。前の店ではあまりしゃべらなかったお客さんとも話す機会ができて、壁がなくなったような気がする」と笑顔を見せる寺島さん。「これまでと思いは変わらず、何だか落ち着くな、また来たいなと思ってもらえる店にしたい」

 営業時間は17時~翌1時(土曜・日曜は14時~)。水曜定休。

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