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仙台・市民広場で恒例「鍋まつり」-市町村自慢の13種類、「おでんまつり」も

昨年の「仙臺鍋まつり」。市民や近隣で働く人たちが大勢訪れ、12時過ぎには完売する鍋もあったという

昨年の「仙臺鍋まつり」。市民や近隣で働く人たちが大勢訪れ、12時過ぎには完売する鍋もあったという

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 仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で11月6日・7日、仙台圏域14市町村の鍋料理を一堂に集めた秋の恒例イベント「仙臺(だい)鍋まつり」が開かれる。

昨年グランプリの岩沼市はホルモン鍋で連覇を狙う

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 仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会仙台地域部会が、地域食材のPRと消費拡大、各地域への誘客を目的に2007年から毎年開催している同イベント。魚介類や野菜など地域の特産品を具材として盛り込んだ各市町村「自慢の鍋」を販売する。

 毎年多くの市民や観光客でにぎわいを見せ、近隣の官公庁で働く職員や会社員などが昼食にも利用。小ぶりの器で提供し、1杯100円~300円と手頃な価格であることから、3杯4杯と食べ比べする来場者も多い。昨年は2日間で1万1262杯、257万7,600円を売り上げた。

 今回販売する鍋は以下の13種類。富谷町「十三夜(とうみや)吟醸鍋」、塩竈市「藻塩入り 塩竈汁」、大和町「舞茸汁」、大郷町「しんこ餅鍋」、大衡村「キムチ鍋」(以上100円)、岩沼市「岩沼ホルモン鍋」、松島町「かき鍋」、名取市「名取せり鍋」、多賀城市「多賀城やかもち鍋」、亘理町「こくず」、七ヶ浜町「ボッケ鍋」、利府町「かき鍋」(以上200円)、仙台市「仙台 いも煮」(300円)。2日間で延べ1万2900杯を用意し、人気投票も行う。

 「はらこめし」や「かきごはん」、おにぎりやおこわ、野菜・果物・漬物・総菜、山元町のみそ田楽、味付き玉こんにゃく(各1串100円)なども販売する。同部会のイベント担当者は「仙台地域のおいしい食材を使った自慢の鍋を味わい、魅力を知ってもらいたい。そして次は実際に各地域を巡り、バラエティー豊かなグルメを味わっていただければ」と呼び掛ける。

 昨年に続き、併せて「おでんまつり」も開催する。「震災以前は水産練り製品生産量日本一だった塩釜地域だが、震災の影響で多くの加工業者が販路を失ってしまった。日本一奪回を目指し、自慢のおでんや揚げかまぼこの詰め合わせを販売し、塩釜産の水産練り製品のおいしさを伝えたい」と同担当者。「塩釜おでん」(1杯200円)、「揚げかまぼこ詰め合わせ」(4袋入り500円)を販売する。

 開催時間は11時~14時(売り切れ次第終了)。

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