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八木山ベニーランドの外壁に市民が描いた壁画-新名物プロジェクトの一環で

動物や怪獣、花などをはじめ、地下鉄東西線、八木山交番などさまざまな絵が描かれている

動物や怪獣、花などをはじめ、地下鉄東西線、八木山交番などさまざまな絵が描かれている

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 仙台の遊園地「八木山ベニーランド」(仙台市太白区長町越路、TEL 022-229-1603)のブロック塀に市民が描いた壁画が登場し、通りに花を添えている。

壁画の一部には伊達政宗公の騎馬像も

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 仙台市八木山市民センターが2012年度から実施するプロジェクト「探そう、つくろう、八木山新名物」。地域の隠れた魅力や資源を再発見することを目的に、八木山エリアに住む10~70代が月1回ワークショップを実施。3年間で新しい名物を作ろうと活動している。

 同プロジェクトの一環として企画された同壁画。「ベニーランドの壁に絵を描いて、渋滞で待っている時間に楽しんでほしい」と、プロジェクトに参加する子どもたちが提案した。高さ1.8メートル・長さ75メートルのブロック塀をキャンパスに見立て、八木山の風景や建物、動物や昆虫、恐竜、植物を描いた。

 市の特別許可とベニーランドの協力を得て、昨年春から数回かけて作業を行った。地域住民に協力を呼び掛け、小学生を中心に中・高・大学生、水彩画サークルなど毎回30~40人が参加。交通量の多い道路沿いであることから排煙などの汚れを落として乾かし、下地を塗るところから始め、下絵を見ながら水性ペンキで絵を描いていった。

 今後は、八木山の広報キャラクター「マッシュノコノコ」のシルエットを入れ、来月3日に開催される「八木山フェスタ」に合わせてお披露目する予定だという。「これは成長する壁画なので、今回の完成は本年度バージョン。今後もメンテナンスや補修などをしながら、夏の恒例イベントとして子どもたちに代々絵を描いていってもらえれば」と同センター担当者。「来年には地下鉄東西線も完成するので、たくさんの方にお越しいただき壁画を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

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