「世界コスプレサミット」に参加した外国人コスプレーヤーが8月10日、仙台市役所を表敬訪問した。
世界コスプレサミットは、日本の漫画・アニメなどの若者文化を介した国際交流を目的としたコスプレイベント。今年は8月6日・7日に名古屋市で行われ、世界17カ国から34人が参加した。
今回の表敬訪問は外務省が主体となって企画。スペイン・イタリア・デンマークのコスプレーヤーが「東日本大震災のニュースで世界中が心配している。自分たちが東北を訪れてサイトに動画や写真を掲載することで、『被災地は復興している』『日本は大丈夫』ということを世界中に知ってもらえれば」と協力を申し出た。
「ツバサ・クロニクル」「マクロスF」「ロードス島戦記」の各キャラクターに扮(ふん)した6人が来仙。「アニメイト仙台」(仙台市青葉区中央3)で在仙コスプレーヤーと交流を楽しんだ後、仙台市役所へ移動。高橋裕仙台市経済局長と「伊達武将隊」の前でパフォーマンスを披露した。
イタリアから参加したダニエラ・マイオラナさんは「私たちの国でも2年前に大きな地震があり、今もまだ復興の途中。仙台が短い期間でこんなに素晴らしい復興を遂げていることに感動した。これからも強い気持ちと希望を持って頑張ってほしい」とエール。高橋局長が「世界の方々からのたくさんの支援のおかげで仙台・東北はどんどん復興が進んでいる。世界中からぜひ観光に来ていただきたいと国に帰ったら伝えてほしい」と応えた。