ユニクロ（本社＝山口県山口市）が3月に発売を予定する「2011年企業コラボTシャツ」に、宮城県の酒造メーカー・一ノ蔵（大崎市）が参加している。

　「企業コラボTシャツ」は今年で9年目を迎える人気シリーズ。これまで国内外の食品・飲料・家電・パソコン・カメラ・自転車・文房具メーカーなどさまざまなジャンルの企業とコラボし、参加企業は累計628社に上る。「企業にとって有形無形の資産である企業ロゴやブランドロゴをモチーフに、クリエーターがTシャツのグラフィックとしてデザイン。毎年、各企業の新しい一面をTシャツとして表現してきた」（ユニクロ広報担当者）。

　今年は国内外67社・79柄を展開。同担当者は「企業コラボTの中で和柄は人気で、中でも『お酒』の企業の柄の人気は特に高い。歴史があり、知名度が高い人気の日本酒として同社をセレクトさせていただいた」と話す。

　商品は、黒地に白文字で大きく「一ノ蔵」のロゴを書き、日本酒の原料である「水」の流れ、宮城ゆかりの武将・伊達政宗公のかぶとの前立て（三日月）をモチーフにデザイン。メンズで、S・M・L・XLの4サイズを展開する。

　一ノ蔵の広報担当者は「日本酒の持つ男らしさと宮城らしさがデザインされていて社内でも好評。4月に行われる蔵開放のイベントで着用し、お客さまをおもてなしできれば」とし、「この機会を追い風と考え、国内外の方々に認知されるきっかけになればうれしい」と期待を寄せる。

　価格は1,500円。国内外のユニクロ店舗とオンラインストアで販売する。