仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で11月9日・10日、県内13市町村の「自慢の鍋」を一堂に集めた「仙臺(だい)鍋まつり」が開かれる。
2007年に「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」のプレイベントとして初めて開催され、今年で4回目を迎える同イベント。毎年多くの市民や観光客などが訪れ、昨年は2日間で約5,000人が来場。開始約1時間で完売する鍋もあったことから今年は食数を増やし、2日間で7,000杯の売り上げを目指す。
参加市町村と鍋の種類は以下の通り。仙台市=豚肉と里芋を入れた秋の風物詩「いも煮」、名取市=アンコウの肝をダシに使った「あんこう鍋」、多賀城市=古代米入りのもちと短冊切りの野菜を入れた「多賀城やかもち鍋」、松島市=地場のカキを使用した白だし風味の「かき鍋」、富谷町=野菜や魚など13種類の具材をみそと吟醸酒かすで煮た「十三夜(とおみや)吟醸なべ」(以上200円)、塩竈市=サンマのすり身とタラの切り身を塩味で煮込んだ「塩竃汁」(100円)。
そのほか、七ヶ浜町「ボッケ鍋」、利府町「カキ鍋」(以上200円)、亘理町「鮭のアラ汁」、山元町「秋鮭のつみれ汁」、大郷町「おおさと特製すいとん」、大和町「舞茸汁」、大衡村「キムチ鍋」(以上100円)。「舞茸おこわ」「はらこめし弁当」「カキクリーミーコロッケ」など、ご当地グルメの販売ブースや各市町村のPRブースも設ける。
仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会の担当者は「市民の方はもちろん、『伊達な旅』キャンペーンで仙台を訪れていらっしゃる観光客の方々にも、この機会に宮城の秋の味覚を楽しんでいただきたい。さらにはここで出会った味を求めて、それぞれの市町村へと足を運んでもらえれば」と期待を寄せる。
開催時間は11時~14時(売り切れ次第終了)。