仙台で「ゼリーウイーク」開催へ-「ゼリーの街仙台」をアピール

「ゼリーの街仙台」を全国に広めようとイベントを開催。コンテストなどを通して新しい商品の開発に取り組む

「ゼリーの街仙台」を全国に広めようとイベントを開催。コンテストなどを通して新しい商品の開発に取り組む

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 「ゼリーの街仙台」推進協議会(多賀城市)が現在、仙台での「ゼリーウイーク」開催に向けて準備を進めている。

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 2006年度・2007年度にゼリー消費量が全国1位(総務省調べ)になるなど、ゼリーが盛んに消費されている仙台。「茶道が盛んで菓子文化が普及していること」「夏が暑すぎず、中元にゼリーの詰め合わせを贈る習慣があること」「正月料理に鮒の煮こごりを食す文化があったこと」などが理由として考えられているという。

 そうした背景から今年4月、「仙台・宮城においてゼリーを食べる文化を見直し、ほかの都市や県に新商品等の情報を発信し、全国からの集客を伸ばすこと」を目的に同協議会が発足。食用・工業用ゼラチン製品の製造販売企業、百貨店、ホテル、飲食業、大学、蔵元など12の企業と団体が参加する。

 発足後初のイベントとして、7月10日~16日に「ゼリーウイーク」を開催。参加各企業・団体が地元食材を使用した新商品を提案するほか、大学生による「ゼリーオブジェ」のアート作品展示などを行う。同協議会事務局の今野政秋さんは「今までのゼリー商品にプラスαがあったり、これを機に新商品を発表したりとワクワクするものばかり。仙台の街全体で盛り上がれるイベントになれば」と期待を寄せる。

 同イベント開催に先駆け、今月7日から「仙台ゼリーメニューコンテスト 2010」の応募作品を募集。応募条件はゼラチンを使用したメニューで、大きさは直径30センチ以内、作品に「仙台・宮城らしさを盛り込むこと」。事前審査とゼリーウイーク期間中の本審査を経て順位を決め、1位になった作品は商品化も予定する。募集期間は今月25日まで。

 「食材の地産地消はもちろんだが、人物やキャラクター、仙台七夕や光のページェントなど仙台や宮城をイメージさせるもの、地元愛を感じさせてくれる作品も大歓迎。ゼリー好きな皆さんに奮ってご応募いただければ」と今野さん。「今後は協議会として、仙台のさまざまなイベントにも参加していきたい」と意欲をみせる。

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