仙台のウェブクリエーターを中心とする勉強会「dachas(ダッチャス)」が5月12日、アップルストア仙台一番町(仙台市青葉区一番町3)で行われた。開催は10回目。
「dachas(=development and challenge sendai)」はセミナーイベント「CSS Nite in SENDAI」から派生した勉強会で、同実行委員会メンバーを中心に2009年4月から活動を開始。同代表の佐藤裕さんは「年2回のセミナーイベントだけでなく、その時々で話題になっていることを知る機会が必要だと感じ企画した」と話す。
これまでGoogle、開発環境、HTML5、写真、ブログ、ツイッターなど旬の話題をテーマにレギュラーイベント9回、拡張版2回を開催し、延べ300人以上が参加した。参加者はウェブクリエーター、プログラマー、営業職などのほか、学生も徐々に増えているという。運営メンバーの高田次朗さんは「自分たちが学びたいことを自分たちで学習して、それをみんなで共有する場。ここが分からない、より詳しく知りたい、ということについて自ら話す機会を持つことで、自分たちの中にある知識も深まっていく」と説明する。
10回目のテーマは「デザイン+○○力」。3人のスピーカーがデザイン力にプラスアルファとして持っておきたい強みや発想の原点、最終的な作品化に至るまでのプロセスなどをレクチャー。参加者40人が熱心に耳を傾け、終了後も親交を深めた。
節目の開催を終え、「あっという間だったというのが率直な感想」と佐藤さん。「参加者の皆さんが興味を示すテーマを企画するのに苦労しているが、継続してきたことで地元クリエーターのつながりがより深まってきたのではないかと感じる。今後は東北各地で開催されているさまざまな勉強会などともコラボイベントを行い、相互交流を図っていければ」と意気込みをみせる。