仙台駅前の老舗焼き鳥店が業態変更-コイン制スタンドパブに

焼き鳥スタンドパブにリニューアルした「TORIHANG」。赤と黒を配色し、シックな雰囲気にまとめた店内

焼き鳥スタンドパブにリニューアルした「TORIHANG」。赤と黒を配色し、シックな雰囲気にまとめた店内

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 仙台駅前の焼き鳥専門店「TORIHANG(とりはん)」(仙台市青葉区中央1、TEL 022-262-5484)が10月1日、スタンドパブとしてリニューアルオープンした。

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 同店は1965(昭和40)年に開業し、同所で約40年間営業を続けていたが「こんな時代だからこそ安く、気楽にご利用いただける場所を提供したい」(同店代表の梁好史さん)と業態変更に踏み切った。

 店舗面積は18坪で、約50人を収容。1コイン=100円のコインシステムを採用し、利用客は店内の販売機でコインを購入。オーダーして運ばれてきた商品と引き換えにコインで会計する。「無駄遣いできないシステムになっているので、給料日前でも安心して飲んでいただければ(笑)」と梁さん。フード・ドリンクとも価格は1~5コイン(100~500円)。

 フードメニューの中心は、岩手地鶏を使用した焼き鳥と宮城豚を使用した焼きトン。焼き鳥のメニューは、「すきみ」「ぼんちり」「みさき」「手羽先」「つなぎ」「かわ」「そり」(各2串300円)など16種類以上。梁さんの「おすすめ」は「つくね温玉付」(1串300円)で、「12種類のスパイスを使用しているので、スパイシーでソーセージのような味わいが特徴」。焼きトンのメニューは「さがり」「ひょうたん」「タン」「ハツ」「コブクロ」のほか、「セイタイ」「ワッカ」(各2串300円)など珍しい部位も。ドリンクメニューは、ビール・日本酒・焼酎・チューハイ・カクテル・ワインなど35種類以上を用意する。

 ランチタイムには「地鶏焼き鳥のっけごはん」「地鶏の唐揚げごはん」「もつ煮込みのカレー」など定番ランチ6種類のほか、日替わりメニューを各500円で提供。「あり合わせのものでよければランチタイム以外でもご飯メニューを作るので、気軽に言っていただければ」(梁さん)。

 客単価は1,500~2,000円。客層は6割が女性客で、「30代のOLさんやお一人さまも多い」。「友達との待ち合わせや電車待ちの時間調整、仕事帰りに軽く一杯など、シチュエーションに合わせて気楽に使っていただきたい」と梁さん。「食事だけでなく触れ合いの場、大人の社交場としてご利用いただければ」と話す。

 営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時、チャットタイム=14時30分~17時、ナイトタイム=17時30分~22時30分。

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