仙台・サンモール一番町商店街で相撲大会-名誉会長に内舘牧子さん

大勢の市民らが見守る中、商店街の土俵でちびっこ力士たちが真剣勝負を繰り広げた

大勢の市民らが見守る中、商店街の土俵でちびっこ力士たちが真剣勝負を繰り広げた

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 仙台市青葉区のサンモール一番町商店街で7月20日、「野中神社奉納相撲大会」が開かれた。

女の子もはっけよい、のこった!

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 サンモール一番町にある野中神社(青葉区一番町2)は、伊達政宗公による仙台開府時に町割りで用いた縄を祭ったのが起こりと伝えられる。そのため相撲の綱や縄とも関係が深いということから今回、同商店街振興組合が東北大と東北学院大の協力を得、「奉納相撲大会」として初めて開催した。大会名誉会長は、脚本家で横綱審議委員の内館牧子さんが引き受けた。内舘さんは東北大学相撲部の総監督も務めている。

 大会では、アーケード内に本物の土俵と同じ寸法の専用マットを用意。初心者・経験者問わず園児から小学6年生までの60人が参加し、学年別と男女混合の7階級で優勝を争った。参加した子どもたちはTシャツ・短パンにまわし姿というスタイルで土俵入りすると、真剣な表情で取り組みに臨んだ。小さな力士たちのガチンコ勝負に見物客らは「のこった、のこった」「押せ、押せ」と声援を送り、その様子を写真に収めていた。

 延べ150番にわたる熱戦を終えた参加者全員に日本相撲協会から手ぬぐいが贈られ、上位入賞者には賞状とメダルが授与された。大会担当者は「出場した子どもたちはみんな、さまになっていて白熱した一戦が見られた。保護者の方々にも楽しんでいただけたようだ」と振り返り、「ぜひ来年も開催したい」と意欲をみせた。

 大会後は東北大と東北学院大の現役部員やOBによる取り組みも披露され、迫力のある相撲に子どもたちが真剣なまなざしを向けていた。

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