仙台市天文台（仙台市青葉区錦ケ丘9）とフットウエアブランド「KEEN（キーン）」とのコラボレーションモデル「SEIZA（星座）」が人気を集めている。

　キーンは、2003年にアメリカ・カリフォルニア州で誕生したフットウエアブランド。つま先を補強したオリジナルサンダルの開発を出発点に、「サンダルとシューズ」「陸と水」「快適性と性能」「ファッションと機能性」など異なる概念を融合した「ハイブリッドフットウエア」を展開する。

　同天文台では昨年7月のリニューアルオープン以降、「宇宙を身近に」のコンセプトを推進するため、企業や団体、クリエーターとのコラボレーションを企画。その一環として今年2月、同ブランドの人気商品「YOGUI（ヨギー）」の春・夏限定モデルとして「SEIZA」を発売した。

　商品名通り、夜空を彩るさまざまな星座をプリントしているのが特徴。一足一足プリントが異なり、「一つとして同じものはない」（同施設広報担当者）という。今春から同施設のスタッフユニホームにも採用し、「軽くて足にフィットし、履き心地もいい。何よりもユニホームに求める『動きやすさ』を満たしてくれている」（同）とスタッフの間でも好評だという。

　キーンの広報担当者は「販売開始から2カ月での売れ行きは好調で、夏のアウトドアに向けてのオーダーも多くなっている」と話し、同施設では「これからの時期、街で足下の星座を目にする機会が増え、宇宙を身近に感じてもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。

　価格は7,140円。仙台市内ほか全国のアウトドアショップ、オンラインショップなどで販売。