仙台の商店街にレッドカーペット-映画「重力ピエロ」加瀬亮さんら来仙

藤崎百貨店前の特設ステージに詰め掛けた500人の市民らと記念撮影を行った森監督(中央左)と加瀬さん(中央右)

藤崎百貨店前の特設ステージに詰め掛けた500人の市民らと記念撮影を行った森監督(中央左)と加瀬さん(中央右)

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 宮城県内での先行公開を間近に控えた映画「重力ピエロ」のキャンペーンで4月15日、主演の加瀬亮さんと森淳一監督が仙台を訪れた。

「重力ピエロ」の焼き印入り巨大「笹かま」を手にする森監督

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 この日、まず2人は宮城県の村井嘉浩県知事を表敬訪問。村井知事は作品について、「時間を感じさせないくらい引き込まれた作品だった」と評価。「見慣れた風景が次々と出てきたこともうれしかった。仙台の素晴らしさ、文化が伝わってくる作品だと思う。ロケ地(である宮城県)に脚光が当たって、非常に大きな経済効果があるのでは」と期待を寄せた。

 午後は青葉区の百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3)前の特設ステージでトークショーに臨んだ。「撮影中で一番印象に残った場所は」という質問に対し、森監督は冬季閉鎖中の蔵王エコーライン(蔵王町)で吹雪の中行われた撮影を挙げ、「ああいう風になればいいなとは思っていたが、あそこまで降るとは思わなかった(笑)」と振り返った。加瀬さんは七ヶ浜町の海が「日本とは思えない場所がいくつかあって、とてもすてきだった」とコメント。仙台滞在中に共演の岡田将生さんと市内のファストフード店を利用していたことや、仙台市宮城野区の焼肉屋「松や」(宮城野区小田原2)でスタッフと食事をしていたというエピソードも披露した。

 イベントの最後には、駆け付けた約500人の市民らと記念撮影を行った。観衆の中には、加瀬さんを前に泣き出すファンの姿も。加瀬さんは「こんなにたくさん集まってくれるとは本当に思っていなかった。正直、今日で満足してしまったんですが(笑)、本当に新鮮な感触の映画だと思うので、ぜひ多くの方に見ていただきたい」と呼びかけてイベントは終了した。

 映画は今月25日から、宮城県内の映画館で先行公開。全国での封切りは5月23日を予定。

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