仙台のレストラン「HACHI(ハチ)」が現在、スパイス・カレーメーカーのハチ食品(大阪市)とのコラボメニュー「HACHIの蜂カレー」を提供している。
今年創業180周年を迎えたハチ食品は、1905(明治38)年に日本初の国産カレー粉「蜂カレー」を発売した。同じ「ハチ」の名前でレストランを展開するオールスパイス(名取市)が同社と10月16日に調印式を行い、コラボレーション企画を始動した。両社は共通の名前をきっかけに、以前から互いに親近感を抱いていたという。
コラボ企画第1弾として現在、ハチの看板メニュー「黄金比率ハンバーグ」「仙台牛100%ハンバーグ」とハチ食品のレトルトカレー「蜂カレー」を合わせたコラボメニューを提供している。「ビーフカレー&ハンバーグ/黄金比率【TRADハンバーグ】」(2,640円)、「ビーフカレー&ハンバーグ/仙台牛100%【WAGYUハンバーグ】」(3,740円)の2種類。カレーはソースポットに盛り付けて提供し、どちらもスープとサラダが付く。販売は12月19日まで。
オールスパイス(仙台市青葉区)会長の角田秀晴さんは「お客さまの反応は好評で、『ハチ食品と仙台のハチがコラボしたらいいのにと前から思っていた』という声も頂いた」と笑顔を見せる。「両社が関連会社と勘違いされている方も多く、コラボをきっかけに、ハチ食品さんがカレーメーカーとしていかに歴史のある会社か知ってもらう機会にもなっている」と話す。
来年1月5日~31日には第2弾となる「ビーフカレー&海老(えび)フライ」、2月1日~28日には第3弾として「ビーフカレー&デミチーズヒレカツ」の提供を予定する。価格は未定。来春にはレストランハチが監修し、ハチ食品が製造を手がけるレトルトパスタソースの商品化を予定する。
角田さんは「カレーやスパイスの調合、レトルトの技術など、かねてリスペクトしていたハチ食品さんと名前がご縁でコラボができるのは光栄なこと。両社の良さ、強みを生かしたメニューを楽しんでもらえたら」と呼びかける。
コラボメニューはHACHI名取本店・仙台本店・長町店・秋保温泉店で提供する。