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仙台うみの杜水族館で10周年イベント「蟹祭」 カニ探しやカニチャーハンも

国内外に生息する約50種類のカニを展示する「蟹展」

国内外に生息する約50種類のカニを展示する「蟹展」

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 仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)で7月19日、カニをテーマにした開館10周年記念イベント「蟹祭(カーニバル)」が始まった。

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 メイン企画の「蟹(かに)展」では、「人類カニ化計画」をコンセプトに、国内外に生息する多種多様なカニ約50種類を2階特別展示室と館内の常設展示で紹介。解説パネルでは、カニのはさみの形に着目し、「カミソリ型」「缶切り型」「万能型」「スプーン型」「トング型」の5タイプに分類してその分布や生息環境、習性を紹介する。

 2階特別展示室では、擬態する「モクズショイ」や「ゼブラガニ」、猛毒を持つ「スベスベマンジュウガニ」、貝を背負い隠れる「カイカムリ」、海底を俊敏に潜る「アサヒガニ」など、物を使う能力や体の機能が特化した個性的な25種類を展示する。

 常設展示では、熱帯から極地、陸上から海水・淡水域とさまざまな環境に適応しながら幅広い領域で暮らしているカニを、「親潮 冷たいうみ」「深海 未知のうみ」「干潟 育むうみ」ゾーンなどで、カニたちがすむ環境に合わせて展示する。

 期間中は、館内にいるカニを探す参加型プログラムも展開。参加者は「カニ探しカード」を手に、「カニお面」を付けて館内を巡る。カードにデザインされた16種類のカニの中から展示されていないカニ1種類を当てると、「カニコレクションカード」が進呈される。参加料は300円。1階のフードコートでは、「カニチャーハン」(620円)や「うみ涼麺」(1,050円)など特別メニューを提供する。

 同館広報担当者の佐藤優奈さんは「私たちの生活に身近な環境に暮らすカニと人間の意外なつながりや魅力を体感してほしいと思い、10周年の夏をカニで祝う祭として企画した。この夏はうみの杜でカニの世界に浸ってもらえたら」と来館を呼びかける。

 開館時間はウェブサイトで案内する。入館料は大人=2,400円ほか。8月31日まで。

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