名古屋発祥の居酒屋チェーン「世界の山ちゃん」（仙台市青葉区一番町3、TEL 022-797-5810）が7月12日、ぶらんど～む一番町商店街にオープンした。運営はエスワイフード（名古屋市）。

看板商品「幻の手羽先」

　鶏の手羽先をオリジナルのこしょうで味付けした「幻の手羽先」が看板商品の居酒屋チェーン。1981（昭和56）年に名古屋で誕生し、これまで全国72店舗、海外13店舗を展開。仙台一番町店は東北エリア初店舗となる。同社執行役員の浅井敦さんは「4、5年ほど前から仙台に出店したい思いがあった」と明かす。

　店舗面積は65.5坪。席数は122席。店内の壁面には、創業者の故・山本重雄さんをモチーフにした公式キャラクター「鳥男（とりおとこ）」をあしらい、ずんだ餅や伊達政宗公をモチーフにした仙台限定コスチュームの鳥男や、仙台ゆかりのグルメや建物も描いている。

　フードは、「幻の手羽先」（1人前5本＝660円）をはじめ、つまみ、サラダ、揚げ物、焼き物、炒め物、刺身、麺類、ご飯物、鍋、スイーツなど81種類をラインアップ。「みそ串かつ」（363円）や「どて煮」（550円）、「鉄板玉せん」（748円）、「台湾焼きそば」（825円）、「鉄板ナポリタン」（946円）などの「名古屋めし」も提供する。オープン記念メニューとして、「あんかけスパゲッティ」（946円）と「タルタルたっぷりエビフライ」（968円）も期間限定で用意する。

　ドリンクは、ビール、ハイボール、酎ハイ、サワー、焼酎、日本酒、果実酒、ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクなど75種類をそろえる。

　想定客単価は3,000円。浅井さんは「仙台にもう何店舗かと、盛岡など近隣にも出店したいと考えている。東北の皆さんに受け入れてもらえるようであれば、もっと出していきたい。地域を盛り上げるお手伝いができたら」と話す。

　営業時間は17時～23時30分（土曜・日曜は12時から）。