
仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)で5月31日、アニメ「ハイキュー!!」とのコラボレーションイベントが始まった。
「ハイキュー!!」は、岩手県出身の漫画家・古舘春一さんによる高校バレーボールを題材とした作品で、作中には仙台市内のスポットが登場する。同イベントは、同じく横浜八景島(横浜市)が運営する「横浜・八景島シーパラダイス」「上越市立水族博物館 うみがたり」に次ぐ3会場目で、最終会場となる。
同館広報担当者の佐藤優奈さんは「『ハイキュー!!』で描かれるアスリートたちの躍動感や身体能力は、水族館で暮らす生き物たちにも共通した魅力であり、バレーボールとアニメと生き物をつなぎ、3つの水族館をつなぐ試みとして企画した。物語の舞台の一つである仙台にある当館がトリを飾る」と話す。
期間中、館内各所に描き下ろしビジュアルを使った等身大パネルを設置するほか、キャラクターボイスによるアナウンス放送、館内計6カ所を巡るスタンプラリー(参加費800円)も行う。
大水槽「いのちきらめく うみ」では、2万5000尾のマイワシの群れによる動きと音楽のショー「スパーキングオブライフ」に同アニメの楽曲を採用。1階「大漁 宝のうみ」では、各水族館が立地する地域にちなんだ生き物を展示する。1階「深海 未知のうみ 深海ラボ」では、作中に登場する深海性のサメ「フジクジラ」の標本展示も行う。
1階のフードコート「wakuwaku ocean」と2階の軽飲食店「cabana」では、同アニメとのコラボフードやドリンクを用意。1階「umimori shop」では、描き下ろしビジュアルを使ったオリジナルグッズ10種類(うち4種類は同施設限定)を販売する。
佐藤さんは「作中のキャラクターたちが躍動感あふれる生き物の身体能力に触れ、驚きと発見に出合うという、今回のイベントならではの世界観を楽しんでもらえたら」と呼びかける。
開館時間は9時~17時30分(最終入館は閉館30分前)。入館料は大人=2,400円ほか。6月30日まで。