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仙台市が倒木した桜の引き取り手募集 初の試み、木工やガーデニングに活用を

提供する小物サイズの桜の木(写真提供=仙台市)

提供する小物サイズの桜の木(写真提供=仙台市)

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 仙台市が2月12日、市内の道路予定地内で倒れた桜の木の引き取り手募集を始めた。

大物サイズの桜の木

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 道路整備予定地内である宮城野区銀杏町の桜が2023年6月に倒木したことから、市は周辺の安全確保のため伐採。通常はリサイクル処理を行うが、有効活用を図るため今回初めて無償提供する。市建設局道路部北道路建設課の担当者は「この桜は地域に親しまれていたこともあり、提供することを決めた」と話す。

 小物サイズ(直径10~30センチ、長さ60~100センチ)を1人当たり7~9本、大物サイズ(直径50~90センチ、長さ50~80センチ)を1人当たり7~10本提供する。両サイズとも部分的な腐食や汚れなどの付着、変色および割れがある。大物サイズは1本の重量が100キロ以上あり、積み込みには機械などが必要。引き渡し場所は宮城野区萩野町地内。営利目的での転売や不法投棄はしない、自動車への積み込みや運搬は自己責任で行うなどの注意事項を設ける。

 同担当者は「木工やガーデニングなどへの活用を想定しているが、趣味などにも有効に活用してもらえたら」と呼びかける。

 申し込みはファクスとメールで受け付ける。提供人数は、小物サイズ=8人、大物サイズ=6人。申込多数の場合は抽選。申込期間は2月26日まで。

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