宮城県内の障害者就労支援事業所の利用者が作った製品を販売するイベント「働く障害者ふれあいフェスティバル」が12月4日、宮城県庁1階県民ロビーで始まった。
障害者の自立意欲の向上や、県民の障害者就労への理解促進を目的に2004(平成16)年度に始まったイベント。例年2回開催しているが、本年度は3回目となる。
3日間で計58事業所が出店。焼き菓子、ケーキ、パン、弁当、肉加工品、豆腐、野菜、ジャム、ジュースなどの食品、バッグ、眼鏡ケース、コースター、小物雑貨、アクセサリー、コケ玉、陶芸品、木工商品、手工芸品などを販売する。クリスマスに合わせたリースやオーナメント、干支(えと)にちなんだ飾りや絵馬、正月アイテムもある。
障害者週間(12月3日~9日)に合わせ、「心の輪を広げる体験作文 障害者週間のポスター『出会い、ふれあい、心の輪』」県入賞作品(2階回廊)、「第39回障害者による書道・写真全国コンテスト宮城県大会」応募作品(1階回廊)のほか、障害のある人もない人も共生する社会の実現に向けた取り組みの一環として11月に行ったアートワークショップで制作したクリスマスツリーも展示する。パラリンピックの正式種目ボッチャの体験会もある。
県障害福祉課地域生活支援班主事の大内佳さんは「58事業所が日替わりで出店するので内容は多岐にわたり、多くの方が参加される。自ら作った製品を販売することで働く方々の意欲が上がり、県民の方々には障害のある方と触れ合い、理解を深める機会になれば」と期待を込める。
開催時間は10時30分~14時。今月6日まで。