はちみつ米と石巻産粗塩使う仙台のおむすびカフェ、1周年で記念セット

1周年を迎えた「wasanbon」店内。「訪れた方々のお腹と気持ちがあったかくなるような空間にしたかった」とオーナーの樋口さんは話す

1周年を迎えた「wasanbon」店内。「訪れた方々のお腹と気持ちがあったかくなるような空間にしたかった」とオーナーの樋口さんは話す

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 仙台市青葉区にあるおむすび・雑貨・喫茶の店「wasanbon(ワサンボン)」(仙台市青葉区東照宮1、TEL 022-275-0203)が11月16日、オープン1周年を迎えた。

はちみつ米と塩などがセットになった1周年記念の「お結びセット」

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 同店は、オーナーの樋口ふみさんが、「おばあちゃんになっても続けていける『日々と空間』を作りたい」という思いからオープン。「みんなが食べられて、自分の手でできるものを考えたら、結果的にそれが『おむすび』だった」と樋口さん。

 コンセプトは「日々が小さな旅のように」。樋口さん自身、旅をして暮らしたいと思うほどの旅好きだが、「旅は帰る場所があるから楽しいもの。そんな安心して帰れる空間を仙台の街に作りたかった」という。店名の「wasanbon」は日本の砂糖・和三盆糖から名付けた。

 店舗面積は7坪で、席数は4席。店内は、古民家の廃材やアンティークの家具を使用した懐かしさと温かみのある雰囲気でまとめた。器や布小物、フェアトレードアイテム、バブーシュ、カゴなどの雑貨を販売するスペースも設ける。

 メーンメニューの「おむすび」には、はちみつの殺菌効果を利用して減農薬で育てられた登米産の「はちみつ米」と石巻産の粗塩を使用。具は「梅」(130円)、「おかか」(130円)、「紅鮭」(140円)など約6種類で、テークアウトも可能。イートイン用のメニューとして、おむすび2種類と汁物、漬け物をセットにした「おむすびプレート」(500円)も用意する。ドリンクメニューは、「有機栽培珈琲」「有機栽培紅茶」「カフェインレス珈琲」「ドライジンジャーエール」(各400円)など。

 オープンから1年がたち、カップルや家族連れのほか、「近所のおばあちゃんや小学生の女の子がお友だち同士で来てくれたこともある」(樋口さん)など、幅広い客層でにぎわう同店。「わがままなこの店を温かく見守ってくれる周囲の方々のおかげで『1歳』を迎えられた。これからもっと自分の引き出しを増やして、自分自身の広がりを店の広がりにしていけたら」と話す。

 営業時間は、月曜~金曜=11時~16時、土曜=12時~18時。水曜・日曜・祝日定休。同店では1周年を記念し、はちみつ米(3合)と塩、花や雪をかたどった和三盆糖、経木で折った「馬っこ」をセットにした「wasanbon・お結びセット」(1,470円)を期間限定で提供している。

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