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仙台・花京院に間借りおむすび専門店 朝の2時間営業で働く人を元気に

営業前の「おむすび屋 あおい食堂。」であゆ美さん。「おはようございます。行ってらっしゃいませ」と道行く人に声を掛けており、「会釈してもらえるようになってうれしい」と笑顔を見せる

営業前の「おむすび屋 あおい食堂。」であゆ美さん。「おはようございます。行ってらっしゃいませ」と道行く人に声を掛けており、「会釈してもらえるようになってうれしい」と笑顔を見せる

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 テークアウトのおむすび専門店「おむすび屋 あおい食堂。」(仙台市青葉区花京院2、TEL 090-4707-7392)が営業を始めて1カ月がたった。

ずらりと並ぶおむすび

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 木田一隆さん、あゆ美さん夫婦が国道45号線沿いの居酒屋「伊達酒場 強太朗」の店先を間借りして10月25日に営業を始めた同店。夫婦で飲食店を営むことが夢だったという2人が出店に向けて物件を探し始めた直後、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた。「不安は募ったが、今できることで人が笑顔に、元気になれることをやろうと考えた」とあゆ美さん。「生活スタイルが変わっていく中でも仕事に行くことは変わらない。お母さんが握ったような懐かしくておいしいおむすびが1日の活力になれば」と業態を決めた。30~60代の会社員をメインターゲットに、営業時間を通勤時間に合わせ朝の2時間に設定した。

 宮城県産の「つや姫」と「ひとめぼれ」をブレンドし、ガス釜で炊いたご飯は「かめばかむほど感じられるうま味と甘みが特徴」とあゆ美さん。「食べた瞬間にほどけるように」と、ご飯の粒をつぶさないように優しく握る。塩やのりも宮城県産のものを使う。「1つで満足できる」をコンセプトに、「何口目でも具材に当たるように」と具材をふんだんに詰め込む。

 ラインアップは、「はちみつ梅おかか」「ツナマヨコーン」「からし高菜」「さばガリ」「ルーロー飯」の定番5種類と、日替わり3~5種類。日替わりは、「みそ納豆」「うめのり佃(つくだ)煮」「枝豆とクリームチーズおかか」「豚の生姜(しょうが)焼き」「チキントマト」「チキン南蛮」「ジンギスカン」「大将のまかない飯(まぜごはんおむすび)」」などがある。価格は全て150円。人気は焼いたサバとガリをまぜ込んだ「さばガリ」で、「名物にしたいしびれ系のルーロー飯や、一期一会の大将のまかない飯もお薦め」とあゆ美さん。

 毎日3升炊いたコメを約80個のおむすびにして販売。連日完売しており、早い時は8時過ぎに売り切れるという。「サラリーマンの方はもちろん、朝忙しくてお昼の準備ができなかったお母さんにも利用してもらえたら。おいしいおむすびを日々追求し新しい具材にも挑戦していくので、気軽に立ち寄ってもらい、お気に入りを見つけてもらえたら」と呼び掛ける。

 営業時間は7時~9時(商品が売り切れ次第閉店)。土曜・日曜・祝日定休。

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