東北大学祭で「ミニ四駆CUP」-「社会に出ても元気を」大学院生が企画

実行委員会代表・神山さんの愛機「ガンブラスターXTO」。ボディーを軽量化のために肉抜きし、好みの色に塗装。「単にスピードを競うだけでなく、ドレスアップにこだわるのもミニ四駆の醍醐味」と神山さん

実行委員会代表・神山さんの愛機「ガンブラスターXTO」。ボディーを軽量化のために肉抜きし、好みの色に塗装。「単にスピードを競うだけでなく、ドレスアップにこだわるのもミニ四駆の醍醐味」と神山さん

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 10月31日から始まる「東北大学祭」会期中の11月1日、東北大学川内北キャンパス(仙台市青葉区川内)でミニ四駆のレース大会「東北大学ミニ四駆CUP」が行われる。

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 大会を運営するのは、同実行委員会代表の神山望さんと副代表の秋田玄武さん。現在大学院生の2人は、社会人となって人間関係や仕事でストレスを感じている友人の姿を目の当たりにし、「社会人になると自分の時間が減ってしまうような気がする。何かに打ち込んで童心に帰れるような時間がますます必要になるのではないか」と思ったという。真っ先に思い浮かんだのが、2人が子どものころから好きだったという「ミニ四駆」。「大会を機に自分の中のミニ四駆ブームを再燃させ、そのブームをまわりの人と共有したい」との思いから、大会を企画した。

 大会ではミニ四駆のメーカー・タミヤ(静岡県静岡市)の公式ルールを採用(大会自体はタミヤ非公認)。コースは「ジャパンカップ ジュニアサーキット」を使用し、1試合3周(決勝戦は9周)のトーナメント形式で争う。

 同大会は今回が初開催となるが、すでに予想を上回る反響があり、現時点で当初の予定定員を超える約60人がエントリー。東北大生に限らず、他大学の学生や親子連れも参加する予定。大会について遠方からの問い合わせもあり、実行委員会では「あまりの反響の大きさに驚いている」という。

 秋田さんは「工夫を凝らしてこの世に1台だけのマシンを作り上げる喜びというのは、なかなか味わえることがない。また、ミニ四駆をやっている人同士で連帯感ができ、仲良くなれるのもうれしい」と、ミニ四駆の魅力について話す。「子どものころにミニ四駆で遊んでいた方には、当時夢中でマシンを改造していた時の気持ちをよみがえらせてほしい。今まで触れたことのない方にも、ミニ四駆の楽しさ、魅力を体感してもらえれば」と呼び掛けている。

 受付は10時~11時40分、10時~12時のフリー走行を経て、12時に大会予選開始。雨天時は翌日に延期。参加無料で、「ミニ四駆を愛する人は誰でも参加できる」(同委員会)が、出場車両は全長や重量などの「車検」を受ける必要がある。

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