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仙台駅前に豚骨ラーメン「一蘭」東北初出店 味集中カウンターに独自の注文方法

屋台や夜店をイメージした店内に味集中カウンターが一直線に並ぶ

屋台や夜店をイメージした店内に味集中カウンターが一直線に並ぶ

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 豚骨ラーメン専門店「一蘭(いちらん) 仙台駅前店」(仙台市青葉区中央2、TEL 022-266-1066)が1月28日、ハピナ名掛丁商店街にオープンする。

味の濃さやこってり度、ニンニクの量、麺の硬さなどを選ぶオーダー用紙

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 1960(昭和35)年に福岡・博多で創業した「一蘭」。現在、国内78店舗、海外6店舗を展開。85店舗目となる仙台駅前店は東北初の店舗となる。「東北の方々から数多くの出店の要望を頂いており、このたびようやく東北の中心都市である仙台への出店に至った」と同社広報担当者。新型コロナウイルス感染拡大に伴い当初予定していた昨年12月のオープンを延期していたが、「既存の店舗で『一蘭なら安心して食べられる』などの言葉を多数頂き、ラーメンを通して少しでも元気をお届けできればという思いが強くなった。経済の低迷が深刻になる中、日本全体を活性化させたい」という意気込みを込めての出店となった。

 建物は3階建てで、店舗面積は1階~3階合わせて82坪(調理場含む)で、1階は物販、2階・3階が客席。店内は屋台や夜店をイメージし、客席は目の前にすだれ、隣席との間に仕切り壁を設けた「味集中カウンター」のみ41席用意する。ほかの利用客と向き合わないため飛まつ感染予防にもなることから、「元祖ソーシャルディスタンス」としてSNSやメディアなどで取り上げられ話題を集めていた。

 ラーメンは100%豚の骨から抽出したスープを使う「天然とんこつラーメン(創業以来)」(980円)の1品のみ。「スープは余分なくせを完璧に取り除き、豚骨のおいしさを最大限に引き出している。特製生麺はスープとの相性を第一に考え、特別な小麦を独自にブレンド。さらに唐辛子をベースに三十数種類の材料を調合し、熟成させた元祖『赤い秘伝のたれ』が、味に深みを加える」と担当者。

 「味の濃さ」「こってり度」「麺の硬さ」など7項目を「オーダー用紙」に記入して、自分好みにオーダー。半替え玉(150円)や替玉(210円)を注文する際は、「替玉プレート」をテーブル奥のボタンの上に乗せるとチャルメラ音が鳴り、従業員が取りに来る。声を出さずに注文できるこうしたシステムが特に女性客に喜ばれているといい、既存店舗では女性客の比率が40%に上る。

 そのほか、きくらげ、のり2枚(以上120円)、半熟塩ゆで卵(130円)、追加チャーシュー(250円)などのトッピングや、ご飯(250円)、抹茶杏仁(あんにん)豆腐(390円)、煮こみ焼豚皿(490円)なども用意する。

 「東北初進出のため初めて来店される方もいらっしゃるかと思うが、味集中カウンターやオーダー用紙など独自のシステムも喜んでいただけるのではないかと考えている。お客さまの安全を第一に、衛生対策を万全にしてお迎えしたい」と同担当者。「まずは地元仙台の皆さまに一蘭の味を知っていただきたい」と来店を呼び掛ける。

 24時間営業(状況により変更の可能性あり)。初日は10時オープン。新型コロナウイルス感染防止対策として、定期的な店内のアルコール消毒、従業員の出勤前の検温、手洗い・うがい、マスク着用を徹底するほか、混雑を回避できる受付管理システム「Airウェイト」や「検温用サーマルカメラ」などの導入、空間除菌消臭装置や除菌マットの設置などを行う。

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