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阿武隈急行に乗って謎解きゲーム 全線再開記念と利用促進に、宮城県が企画

謎解きブックと一日フリー乗車券を手にゲームスタート。写真は角田駅のホーム

謎解きブックと一日フリー乗車券を手にゲームスタート。写真は角田駅のホーム

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 10月31日に全線開通した阿武隈急行線の列車に乗って沿線を巡る体験型謎解きゲームイベント「阿武隈急行×謎解きアドベンチャー『阿武Q暗号列車 ~暗号がつなぐ希望の線路(レール)~』」が現在、開かれている。主催は宮城県。

駅に設置されている謎解きブック

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 第3セクターの鉄道会社・阿武隈急行(福島県伊達市)が運営する阿武隈急行線は、福島駅(福島市)~槻木駅(宮城県柴田町)の54.9キロメートルの区間を結ぶ路線。新型コロナウイルス感染症の影響により利用客が減少している阿武隈急行線の利用促進と、2019年の台風19号被災からの復旧、全線運行再開を記念して県がイベントを企画した。

 幻の暗号列車に乗って阿武隈急行に隠された謎を解き明かし、「希望のレール」を目指すというストーリー。参加者は謎解きブックを入手し、阿武隈急行主要駅や沿線観光施設を周遊しながら、記載された謎を解くためのヒントや答えを見つけながらゲームを進行。謎解きブックにあるQRコードをスマートフォンやタブレットで読み取り、専用ウェブサイトに解答を入力し謎を解き進めていくことで、次の目的地が示される。

 謎解きブックは、阿武隈急行の角田駅・丸森駅・梁川駅・保原駅・福島駅の各有人駅、JR槻木駅、仙台市観光情報センター(JR仙台駅2階 びゅうプラザ内)などで配布する。

 槻木駅~あぶくま駅を対象にした「宮城ステージ」と、福島駅~兜(かぶと)駅を対象にした「福島ステージ」、2つのコースをクリアすると解くことができる「エクストラステージ」の3ステージを用意。ゲームの所要時間は1コースにつき3~4時間を想定。ヒントページも用意する。全ステージをクリアしてアンケートに答えると、抽選で沿線の特産品詰め合わせが当たる。

 期間中は写真コンテストも行う。阿武隈急行の車窓から見える蔵王山や田園風景、阿武隈川、沿線の飲食店やスポットと謎解きブックを一緒に撮影し、ハッシュタグ(#阿武急わたしの撮っておき写真)を付けてSNS(インスタグラム、ツイッター、フェイスブック)に投稿した人の中から優秀作品に景品が進呈される。

 参加無料。来年2月7日まで。移動にかかる交通費は各自負担となるため、一日フリー乗車券「阿武Q暗号列車フリー乗車券」(大人700円・小人350円、購入には謎解きブックの提示が必要)の利用を勧める。阿武隈急行の有人駅で販売する(準備数なくなり次第終了)。

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