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仙台・本町に山形発ラーメン店 焼きあごと鶏のWスープ、ちょい飲み対応も

「亞呉屋」仙台本町店の店内。のれんには山形・庄内地方の方言が書かれている

「亞呉屋」仙台本町店の店内。のれんには山形・庄内地方の方言が書かれている

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 ラーメン店「山形飛魚 亞呉屋(あごや)」仙台本町店(仙台市青葉区本町2、TEL 022-290-2757)が本町家具の街通りにオープンして間もなく3カ月がたつ。

一番人気の「あごだし中華そば」と「ホヤ寿司」

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 ハーバーコーポレーション(山形県山形市)が山形・仙台で展開するラーメン店。2011(平成23)年5月にオープンした仙台EDEN店(青葉区中央1)に続く仙台2店舗目として、3月2日にオープンした。店舗面積は13坪、席数はカウンター・テーブル合わせて20席。

 トビウオを一度焼いて天日干した「焼きあご」のだしと、鹿児島の地鶏を使ったWスープが特徴。麺は国産小麦を使った自家製麺で、「風味豊かな地元の水と上質な小麦を使用した熟成麺を、スープごとに配合を変え、季節ごとに加水率を変えて仕上げる」と同社の高橋和仁社長。

 一番人気は、しょうゆベースのスープに平打ち太麺を合わせ、メンマ・チャーシュー・なると・ネギ・タマネギ・青のりをトッピングした「あごだし中華そば」(並盛=650円、大盛=810円、特盛=920円)。そのほか、「するっとした喉越しの良さ」にこだわった自家製ワンタンを使う「ワンタン麺」(同=790円、同=950円、同=1,060円)、ひきわり納豆をトッピングした「辛みそ納豆ラーメン」(並盛=790円、大盛=920円)など、ラーメンや油そば約10種類を提供する。

 客からのリクエストを受け、仙台EDEN店で人気の「つけ麺」の提供も5月中旬に始めた。あごだしで煮干し風味を効かせた濃厚スープに、全粒粉を使ったつけ麺専用の丸太麺を漬けて食べる「どろつけ麺(ノーマル)」(並盛=790円、大盛=890円)、辛みを効かせた「とん辛つけ麺(ノーマル)」(同=670円、同=770円)と、それぞれ「肉入り」「煮卵入り」「全部のせ」を提供する。

 「ちょい飲みにも利用してもらえるように」と、ハイボール、ワイン、サワー、焼酎、梅酒(以上380円)、ビール(480円)などのドリンクも用意。チャーシュー(230円)やギョーザ(330円)、「イカげそ唐」(500円)などのつまみもそろえる。「三陸・宮城の宝物ホヤを食べることで廃棄の続く三陸のホヤを救う取り組みに共感した。山形から宮城へ少しでも恩返しができれば」(高橋さん)と、「ほや寿司(すし)」(3貫450円)、「ほや唐」「ほや刺し」(以上500円)などのホヤメニューも提供する。

 近隣で働く会社員やアパレル店のスタッフなどが利用している。高橋さんは「こんな状況ではあるが、おいしいラーメンを食べていただきたく満を持して仙台2号店をオープンした。来店いただければありがたい」と話す。今後は夏季限定の冷やしメニューや、6月から「ゲソ辛みそ納豆ラーメン」(価格は未定)の販売も予定する。

 営業時間は11時~22時。新型コロナウイルス対策として、全スタッフの出勤前の検温、手洗い・うがいの徹底、店内のアルコール消毒を行うほか、利用客に手洗い・うがいを促す。

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