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仙台の専門学校に「インセクトブリーダー」専攻 昆虫業界で活躍する人材育成

世界最大のカブトムシとして知られる「ヘラクレスオオカブト」

世界最大のカブトムシとして知られる「ヘラクレスオオカブト」

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 仙台ECO動物海洋専門学校(仙台市宮城野区榴岡2)が2021年4月、カブトムシ・クワガタムシの繁殖・販売を学ぶ「インセクトブリーダー・昆虫専攻」を開講する。

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 仙台ECO動物海洋専門学校は、音楽・ダンス・デザイン・動物分野の職業人養成校として2007(平成19)年に開校した仙台コミュニケーションアート専門学校(仙台市若林区新寺2)が母体。2019(平成31)年4月に動物分野のエコ・コミュニケーション科を分離独立した。

 インセクトブリーダー・昆虫専攻は、カブトムシ・クワガタムシの繁殖を学び、昆虫業界で活躍できる人材を目指す専攻。入学事務局担当者は「日経ビジネスの特集『2025年 稼げる新職業』でインセクトブリーダーが紹介されていたことがきっかけ。これからが期待される職業で、目指す専門学校がなかったので設置したいと考えた」と話す。

 主なカリキュラムは、カブトムシやクワガタムシを中心とした「昆虫ブリーディング」「昆虫採集(フィールドワーク)」「標本作製」、昆虫採集・輸出入・自然保護などに関わる条例や法律について学ぶ「関連法規」、昆虫の構造や分類学上の位置付け・生理・生態・遺伝等について学ぶ「昆虫学」、昆虫販売で一般的によく利用されているネット販売の基礎を学ぶ「ネットショップ実務士補認定講座」。3年制で、総授業時間数は2700時間以上。

 担当者は「業界で活躍されている方が講師となり、専門技術・知識を身に付けることができる。カブトムシ・クワガタムシが大好きな方に、関わる仕事を目指してもらえれば」と呼び掛ける。

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