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青葉通で空間利活用の社会実験 歩道に「芝生ひろば」、産直市でにぎわい創出

山形銀行仙台支店の協力による「山形産直市」が開かれた15日の「芝生ひろば」の様子

山形銀行仙台支店の協力による「山形産直市」が開かれた15日の「芝生ひろば」の様子

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 青葉通沿道の商店街・町内会・企業など40団体(2019年10月現在)で構成する「青葉通まちづくり協議会」が11月15日・16日、青葉通の歩道空間利活用を促進する社会実験「青葉通社会実験 2019~青葉通芝生ひろばプロジェクト」を行った。

歩道に突然現れた産直市を立ち止まってのぞき込む女性たち

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 「青葉通のさらなる魅力を育み、広く永く次世代へ伝えること」を目的に、2012(平成24)年8月に設立した同協議会。青葉通を含む都心全体のにぎわいや回遊性、建物更新の促進など、エリア全体の街づくりに取り組んでいる。青葉通の各所に人が滞留する場を展開し、「人中心の多様なアクティビティーが可能な歩道空間」にすることを将来目標の一つに掲げ、2016(平成28)年11月には歩道上のオープンカフェイベント「青葉通ピクニック」を行った。

 今回の社会実験では、歩道の使われ方の実態と歩道上の座る場に関するニーズを把握するため、青葉通一番町交差点の歩道上に、休憩や飲食など自由に使える約50平方メートルの天然芝生を敷いた「青葉通芝生ひろば」を設置。15日は「山形産直市」、16日はマルシェイベント「青葉通イチとイチ」との同時開催で、芝生ひろばと一体化したにぎわい空間をつくり出した。

 15日に芝生でひとときを楽しんでいた太白区の30代女性は「青葉通沿いにも定禅寺通のグリーンベルトのような憩いの場所があればと思っていた。いい試みだと思うので、今後が楽しみ」と話していた。

 協議会では今回の利用実態と通りのにぎわい効果などを検証し、次年度以降実施予定の社会実験へ反映させ、全体計画の見直しに活用するという。

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